『All YOU NEED IIS KILL』読了

最初2ページ読んだ感じではハズレ掴んだかと思ったが、まあまあ面白かった
主人公は訓練校を出たばかりの初年兵キリヤ・ケイジ
人類が、ギタイと呼ばれる生命体と激戦を繰り広げている世界
トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区においてケイジは死亡した
そして彼は、自分が死亡するたびに出撃前日に戻されることに気付いたのだった


という、まあ繰り返し系の話
最初のうちはケイジがあまり好きになれなかったのだけれど
一章のラストで覚悟を決めてからのケイジがカッコ良い

持っていってやろうじゃないか。
この世界で最高のものを次の日に持っていってやる。
敵弾を紙一重でかわし、ギタイを一撃で屠る。
もしもリタ・ヴラタスキがとてつもない戦闘技術を身につけた人間であるなら、無限の時間を使ってぼくもそこまで到達してやろう。


巻頭の折込ポスターのイラストで、ケイジの左手に書かれた数字が159なのが悲しいね
さておき、総評してしまうと、買ってまで読む本ではないと思う
文章があまりうまくない
キャラに魅力がないわけでもないが、それも文章のせいでさして響かないし



ちょっと前に『砂糖菓子の銃弾は撃ち抜けない』の再読しようとして、あまりのつまらなさに諦めたりしていた
あと、カオスレギオンの小説が五冊かけて話進めてるっぽいので、前読んだときに感じた欠陥直ってるかも、とか少し考えている




図書館行って『悲鳴』『フリージア』借りてきた
悲鳴から読む予定