週6冊ペースか

Hyper Hybrid Organization』三巻まで読了
舞台は現代
黒覆面の戦闘員や改造人間を擁する組織が次々と事件を起こしており、
彼らの目的を阻むべく一人の改造人間“ガーディアン”が戦いを挑んでいる世界
主人公、山口貴久は、恋人を彼らの戦闘に巻き込まれ、喪った
世間の誰もがそれを仕方の無い犠牲として扱う中、貴久はただ一人ガーディアンへの復讐を誓う
彼の選んだ手段は、正体も知れない組織への接触だった


「変身ヒーローもの?」


でもない
何せ主人公が変身しないし
勿論、目標は改造人間になってガーディアンと戦うことだが、強化手術を受けられるのは組織の中でも選ばれたエリートのみ
具体的にはだな
一巻は組織に入るまでの話
二巻は戦闘員訓練場で戦闘員になるまでの話
三巻は戦闘員としての生活の話


「ああ、ヒーローですらないのか
ちなみに感想は?」


面白かったよ
正直一巻の半ばくらいまでは別段面白くもなかったのだけれど
というか、途中までなんか文章が気に入らなかったんだよな
文章の流れに盛り上がりがなくて


「また、よく分からないことを……」


途中から気にならなくなった
敢えて言えば、登場人物がみんな『踵を返す』のが大好きなのはどうか、とか
ストーリーはかなり面白い
話は少しずつ前に進んでいるし、先を読みたくさせる良い展開だし
結構お勧め


っつーかさ、一度図書館で借りて読むと買う気がしないよな
新刊とか出たときどうしたらいいやら、だ