ガンドッグを遊んできた・2

前日の段階でGMのからすさんにレギュレーションを確認
・生活ランクはC以下
・購入できる装備は入手値6まで
・舞台はタイで、シナリオはブラックラグーン感覚の犯罪物
加えて、PL二人ということで黒野さんと二人してプリプレイが加熱
結果、


御陵十字 PL:黒野さん
コマンダー/オペレーター
27歳 男 外見10
元マフィア幹部だったが女が死んでマフィアを脱退
麻薬関係のツテを頼ってタイへと流れ着き、現在は犯罪行為も引き受ける探偵崩れ
獲物は渋く、SPAS12とModel.29


ディ PL:僕
アサルト/スカウト
18歳 男
イタリアンマフィアの暗殺者だったが、ある事件において組織の粛清対象に
雨の日、瀕死で倒れていたところを御陵に拾われた
現在は御陵の探偵助手


BadMoon の発言 :
お互い過去があるもの同士、なんか気があった と。
ayakashi の発言 :
ですね
行くところがあるわけでもないから落ち着いている感じで
BadMoon の発言 :
いいね。いつ砕け散るか分からない硝子の様に脆い関係。
ayakashi の発言 :
野良猫に餌やってるような感覚、とかね
BadMoon の発言 :
ハードボイルドだ。


かくてセッション開始
の前の会話


僕「あの、今のルールだと出血しただけで野垂れ死にするのですが、オリジナルアイテムで包帯とか作りませんか?」
からすさん「出血でごろごろ死んだら、そのうち作るかもしれませんね」
メディーック!
当たったら死ぬゲーム、それがガンドッグ


シナリオ:First Mission
GM:からすさん


ホテル・スターリングラード不確定名:ホテル・モスクワ)に呼び出され、幹部バーブチカ(不確定名バラライカ)から誘拐されたC国大使父娘の救出を依頼される御陵
依頼料は3000ドル+経費600ドル


御陵「新しい仕事だぞ、ディ。誘拐されたどこぞの要人を取り返して来いだと」
ディ「ミササギ、それは探偵の仕事なのか?」
御陵「(途端に嫌な顔をして)勿論だ。人探しは探偵の仕事だからな」


時間的猶予が無さそうなのでいきなり情報収集に金をつぎ込む二人


ディ「敵のアジトについてリサーチ。セキュリティLV3なので800ドルつぎ込んで94%………さらに300ドル上乗せして情報LV5までオープン」
御陵「敵の素性についてリサーチ。セキュリティLV4なので1500ドルつぎ込んで+30%……げ、失敗」
御陵「もう一回。1500ドルつぎ込んで……成功。さらに1000ドル上乗せして情報LV5まで」


光の速さで赤字確定
そしてオープンされた情報のうち一つで
『敵のリーダーは元ガンドッグ


からすさん「敵は、PC人数と同じだけクラスアーツを使ってきます」


みるみる青ざめる二人
敵の半数が出払っている隙をついてTRSでビルに潜入
結果、居残り組を不意打ち可能、2R後にボスを含めた連中が帰ってくることに
雑魚は全員、対テロ部隊員(ルルブ掲載NPCで一番強いの)
ボスは、円やかにPCレベルの性能
出血したら死亡確定
恐ろしい環境でクラスアーツをフル活用し、二人して死にそうになりながら辛くも勝利
ちなみにディの受けたダメージ
ボスのフルオートで10ダメージ(ペナルティ表・貫通12番)
ボスのフルオートで18ダメージ(ペナルティ表・貫通15番)
防御値のあるアーマーはマジ強い
3点あるだけで全然違うな
どうにかこうにかミッションコンプリート


御陵「(部屋の惨状を眺めながら)俺は荒事には向いてないんだがなあ」
ディ「(銃のカートリッジを捨てながら)だったら、もうちょっと仕事を選んでくれ」


そして事後の報酬交渉
御陵「こいつは相棒のディというんだが、こいつの分の報酬は別換算だよな」
バーブチカ「あら、そんな話をしていたかしら?」


<交渉>判定の結果追加で2000ドル獲得
そして立ち去り際、誘拐されていた女の子ソーニャに引き止められるディ


ソーニャ「あの、本当にありがとうございました」
ディ「別に礼はいらない。仕事だ」
ソーニャ「いえ、それでも……ありがとうございました」
御陵「感謝だけで、ブツはないのか?」
ソーニャ「えっと、じゃあこれを(首にかけていた指輪を外す)。母の形見の指輪で……」
ディ「(ソーニャの手に指輪を握らせて)……いらない、報酬はあの女から受け取ってある」
御陵「親切なこったな、ディ」
ディ「(肩を竦めて)帰ろうミササギ。今日は、疲れた」
御陵「違いない」


二人のシルエットが街中に消えていってシナリオ終了
の後に、1シーンが
ディ「(収支計算を終えて)一人1000ドルで、維持費があって……。赤字だ、ミササギ」
御陵「げぇー!」


セッション後
ディ「スイス銀行に10000ドル預金。あると使っちゃう」
小学生のお年玉みたいな話が



休憩を挟んで二本目
シナリオ:CRUSH
GM:からすさん


二人して事務所にいると馴染みの情報屋“嘘つき”マッコイが駆け込んでくる


マッコイ「た、助けてくれ!」
御陵「おいおい、何のようだ、騒がしいな」
マッコイ「追われているんだ!」
御陵「ほう、幾ら出す?」
ディ「(窓のブラインドの隙間から<感知>して、乗りつけたバンを発見)ミササギ、追加の客だ」
マッコイ「や、奴らもう来たぞ!5000ドルでどうだ!」
御陵「もう一声」
ディ「(外の様子を伺いながら)ミササギ、ロケットランチャーが来る」
御陵「ほう、ロケットランチャー……なにぃ?!」


二人して<運動>判定成功
マッコイを引きずり倒してソファーの影に飛び込む


ディ「武装した人間が三人。すぐに来る」
マッコイ「8000ドルでどうだ?!」
御陵「今ならまだ連中に引き渡すって手もあるなあ?(交渉判定)」
マッコイ「経費込みで10000ドル!これ以上は出せん!」
御陵「商談成立だ。ディ、蹴散らせ」
ディ「(ソファの影で銃を抜きながら)引き受けた」


エージェント三人を撃退し、マッコイを逃走用の港まで運ぶことに
途中、車上で追撃部隊を迎撃
出航時間の夜までに情報収集が二回可能、とのこと


御陵「1500ドル使って判定……失敗!もう一回1500ドル使って判定……失敗!」
ディ「あー……一応判定しておくか。二倍時間をかけて+20%判定。成功率14%……10、クリティカル」
御陵「3000ドル…………」


敵が日系企業ARASAKAのコーポレイトエージェントであることが判明
警備部隊三課イワクラ+兵士三名(ルルブ掲載NPCで一番硬いの)


御陵「げぇー、ARASAKA!」
ディ「誰です?」
御陵「サイバーパンク2020の日系企業


敵が港に先回りしていることが分かったので作戦会議


御陵「では<情報処理>判定成功。港のライトが一斉に消える」
ディ「同時に、相手部隊の中央に閃光手榴弾を<投擲>、成功。暗闇の中硬い音を立てて何かが弾み、直後閃光が彼らの目を焼く」
敵は全員<精神力>判定失敗
これ以上ないくらいの完全な不意打ちから戦闘開始
ファントムごっこの為に、わざわざコンテナの上に飛び乗って銃撃戦


ディ「死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ!」
御陵「死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ!」


超苦戦
硬さもさることながら、ボスの命中率がデフォで100%オーバーな辺りが危険極まりない
2R目にはフルオートがかすめて10ダメージ(非貫通・4番)で、戦闘中持続のペナルティ−10%


ディ「次のラウンドで、クイックドローからボスを仕留める。遮蔽を取らずに、残弾少ない今の武器を捨てます」
そして次のラウンド
ディ「クイックドロー」
GM「ボスもクイックドロー、しかもガンアクション。ディにフルオート三射、御陵にフルオート二射」


一発命中して11ダメージ(貫通・18番)
運良く耐え抜き、反撃でボスを撃破
残るは兵士二名


御陵「お前らのボスは死んだぜ、諦めたらどうだ?」
兵士B「ARASAKAのエージェントは引かない!」
ディ「忠誠持ちか!」


が、さすがに大勢は決し
兵士Bは御陵と当たらない&通らない零距離戦闘に突入


ディ「敵の装備はアサルトライフルか……全力移動で兵士Cと同一スクエアに侵入しながらセミオート。コンテナに叩きつけ、零距離から銃弾を叩き込みます」


次のラウンド、さらに零距離からの二丁拳銃で兵士C死亡


御陵「おい、ディ。そっちが片付いたならこいつもどうにかしてくれ」
ディ「では、移動して射撃……たまには急所狙いでもしてみるかな……命中、二倍して28点」
GM「即死です」


船出にマッコイを見送る二人
御陵「探偵の仕事はしんどいな」
ディ「ミササギ、これは探偵の仕事だったのか」
御陵「その辺の話はコーヒーを飲みながらゆっくりtしよう」


かくて夜の街に消えていく二人
PL二人してあまりのハードボイルド性に狂喜乱舞
綿密なプレアクトを通しての二人コンビ打ち、盛り上がること盛り上がること
戦闘バランスも生きるか死ぬかの緊張感あるバランス
緊張感はともかくとしてメディックは欲しいわけだが
セッション後には、にこにこしながらガンドッグ超楽しいを連呼する二人
いや、やっぱり良いゲームだ
幾らでも遊びたくなる、大満足



あー、今月はもう忙しくて遊べないっぽいなあ
ぼんやりとシナリオでも考えていよう