まてよ…?俺たちはとんでもない勘違いをしていたのかもしれない……

何で移動もしてないのに銃撃つたびに遮蔽を取りなおしていたんだ?
上半身だけ乗り出して銃撃ってても遮蔽がなくなったりしないし


「移動終了地点で宣言すれば遮蔽を取れる、とは書いてあるね
確かに移動しなければ平気なのかも」


遮蔽は、このゲーム色々と考えるよな
ホテルのドアを開けて立て篭もり犯と銃撃戦、みたいな場合
通常移動でドアから離れれば遮蔽が取れるのか、とか


「普通に考えれば取れるんじゃん?」


んー、それだと待機行動が主になって、戦闘自体が重くなるんじゃないかな
はっきりとは分からないが
あと、ソファーで遮蔽取っている相手の背後に回り込んで撃てば遮蔽はなくなるのか、とか


「普通に考えればなくなるね」


…………


「なにか?」


いや、分かりやすくていいなあ、と思った
それでいいか
あと、気付いて嬉しかったのは武器の投棄
手に持ったもの『ひとつ』とは書いてないから、両手の銃を両方捨てられる
かなり重要


そういや、今後ディは隠密の口プロレスに生きることにした


「いやな生き方だな、おい」


隠密状態で接近
無音のハンドガンで攻撃しながら慎重移動で物陰に身を隠す、くらいのマニューバー基本で
アサルトライフル使える遊撃手とかいてもカッコ良いね
仲間のロングレンジからの射撃で散った相手を一人ずつ仕留める方向で
『そっちは派手にやってくれ、俺は静かに殺る』とか言えるぜ




A/Bエクストリーム CASE314[エンペラー]』読了
近未来というには遠い、という程度の未来
ゾーンと呼ばれる異空間ポケットの作成技術を開発した人類は、土地問題を始めとする多数の危機から開放されていた
そんな中、新たに発生した問題がグレムリン
ゾーンにのみ発生し、エネルギー施設を停止させるグレムリンの存在は、その駆除を請け負う業種“駆除屋”の誕生を促した
ディヴィジョン駆除商会のA/B=アンディとボギーは、巨大資源採取船<エンペラー>に大規模発生したグレムリンの除去と要人救出を依頼される


いやー、面白かった!
まずキャラクターの魅力が良い
主人公二名は当然として、プロフェッショナル揃いのディヴィジョン駆除商会スタッフがカッコ良いことカッコ良いこと


そして、四年前の[星追い]事件
ぽつりぽつりと語られる過去
その因縁から、依頼以上の仕事へと身を置く二人


方位記号のシーンとか、泣ける
儚く敗れたかつての夢とか弱いんだよなあ
今も尚、捨てられない夢を持ちつづけていたり、とか


ああ、難点が一個
悪役全員三下もいいとこなので、その辺駄目駄目


いや、それにしても面白かった
時間もないので借りてある二巻読まないでおいて、いずれ本屋で買おうかな、と


「随分と高い評価で」


巻数多いわけでもないしね
このシリーズだったら手元においてもいいだろ
ところで、灼眼のシャナの作者なわけだが
面白いのかなあ


「前に買おうかどうか悩んで、買わなかったんでしょ」


頭数ページ読んで
『戦うヒロインと情けない主人公か』
くらいの投げ捨て方
先入観ばりばりだったので、ちゃんと読めば面白いのかなあ、と
なんと言うかね、『灼眼のシャナを読んでいる自分を想像できない』辺りが壁になっている