図書館で借りてきた本を読んでいたりしたわけだが

『Missing』の三、四、五巻
灼眼のシャナ
『プロット・ディレクター』


Missingが、こんなに面白いのに買う気しない理由が分かった


「ほう?」


読み返したいわけでもないからだ
二度、三度と読みつづけるタイプの話ではないイメージ
ついでに理由その2
巻数が多いから、邪魔
結構面白い世界観なので簡単に説明しておこうか


「現代もののホラーだよね
高校生主人公で」


ホラーというよりはミステリに近い
……そういや、リングとかも一応ミステリに分類されていた気がするな
文芸部の面々が、この世界では“怪異”と呼ばれている心霊現象の謎を解いていく、という感じか
『怪異は、物語によって感染する』
これが怪異のルール
3・4巻の首くくりの物語なんかは分かりやすいかな


図書館の本にまつわる三つの約束事。
一、図書館にある『持出禁止』の本は、できるだけ読んではいけない。それには呪われた本が混じっている。
二、著者の死後に書かれた本。これは決して読んではいけない。死の世界へと引き込まれてしまう。
三、本を読んでいる途中に寒気がしたら、決して振り返ってはいけない。その時、あなたの後ろには死者が立っている。


学校の怪談だね」


だよ
そして文芸部のメンバーの一人が借りていた本に、持出禁止の本が紛れ込んでいたことから事件が始まる
そして、学園で起こり始める連続首吊り自殺
彼女たちが死ぬ前に読んでおり、そしてどこかへ消えている持出禁止の本『奈良梨取考』
怪異のルーツはどこから来たものなのか
何故、奈良梨取考なのか
夜毎近づいてくる、視界の端の首吊り死体の影
文芸部は、この首くくりの物語に立ち向かうことになる


こんな話
ああ、あと主人公格である“魔王陛下”こと空目恭一の雑学っぷりは読んでいて面白い
うん、そうだな
京極夏彦シリーズの電撃文庫版と考えれば近いかもしれない
面白いのは確かなのでお勧めしておこう


次、灼眼のシャナ
つまらないとは言わないが、面白くもない
予想はしていたが、やはりA/Bエクストリームの方が性に合う


最後、プロット・ディレクター
凄く面白いわけではないのだし、文章がとりわけ上手いわけでもないのだけれど
大真面目にアホらしいことやっている雰囲気が好き
これも舞台は現代だな
世界は、無数に存在する秘密結社の陰謀演出家(プロット・ディレクター)たちによって、その意のままに操作されていた
しかし、彼らの陰謀に立ち向かう者たちがいる<<カスタムキューカルテット>>
地球人類を観察、管理しているあらゆる組織、惑星、結社の共同出資によって運営される学校
私立陽光学園高等学校――通称、陰謀学園におけるサークルの一つ
そこに所属する四名の部員は、世界中の秘密結社相手に日々戦い続けているのだった!


「無闇に派手だね」


で、主人公は幼馴染の女の子諸共、陰謀に巻き込まれて彼らに協力することに


「その辺は普通だね」


部分々々のノリが好き
秘密結社に襲撃があったときの、幹部の台詞
「<<神託同盟>>か、<<イルミナティ>>の残党か。それとも、<<三〇〇人委員会>>の非合法活動部門か。まさか<<第三帝国>>ということはないだろうな。あるいは<<叡智の眼>>か!」
敵が多い人だなあ、と卓也は思った。
とか、


「おい麟、おまえこの学校には、異星人の先生はいないって言ったじゃないか」
「う〜ん、確かに言ったけど」
帰化した」
「なるほど……国籍がこっちなら、異星人じゃないわけだ」


ダブルクロスとかで、組織がいっぱい載っているだろう
で、それらの組織全ての共同出資によって運営される学園を作って、その中の一サークル『ダブルクロス』の部員たちで各組織の陰謀に立ち向かうような感じか?


「分かりにくいよ、却って……」


そして、主人公の異能力『達人』
過去に存在した達人の意識を呼び出し、彼らが人生を費やして身に付けた奥義を自分のものにする能力
敢えて再現するならばハイランダー


まあ、サークル単位でパーティー組むようなゲームは少し面白そうかな、とは思った
迷宮キングダムみたいな感じで


蓬莱学園?」


……あれ、TRPG?
マギウスだっけ?
そもそも、前から読みたいとは思っていたのだけれど、図書館で探せば見るかる可能性があるのか?
今度探してみるかな