けっこう空いたな

やらなきゃならないことは細々とあったが、別に日記書くだけの時間もとれないほど忙しいわけはなく
読んだ本とか買った本などをつらつらと


『タクティカルジャッジメント1〜4』


「5も借りてなかったっけ?」


よく見てみると、分冊形式かつ後半未発売らしく
図書館で借りた本、上下分冊、ミステリ、と悪条件が三つ並んで未読のまま返却
どうでもいいが『悪条件のロイヤルストレート』って何で出てきた言葉だ?
何とは無しにトライガンっぽい気もするが
……いや、鉄コミか?
ハルカの手術のシーン
あるいはE.G.コンバット 2ndの最後
月の中心の観察データの貧弱さを示していた言い回し
最後のが正解っぽい気がするが……


「で、感想は」


ああ、面白かった
主人公は刑事事件専門の弁護士事務所を開いている青年、山鹿善行
絶大な連勝記録を誇る山鹿は、殺人事件の容疑者として逮捕された幼馴染の少女を守る為の逆転無罪を目指す、という話
分かりやすくいうと逆転裁判の小説版


「お前逆転裁判やったことないだろ」


2chマスコット版のFlashは一度やったような気もするが
まあ『多分』程度で考えて貰えば良いかと
で、このシリーズ、結構凄いと思ったのは、話の展開が殆ど法廷で進むのな
探偵パートを綺麗に削った感じ


「でも、ミステリなんでしょ?」


主人公の悪友の影野という私立探偵がいるのだけれど
基本的に毎晩こいつが聞き込みの報告やら警察の内部資料やらを手に入れてくる
文章の中にそれとなくヒントを混ぜておくのではなく、思考材料を直接提供されているのかな
検察側の用意して証人や、証拠として提出された品物など
この辺も逆転裁判っぽいかな
で、法廷では検察側、弁護側から『異議あり!』の発言が飛び交う、と


「ほんとにまんまなので」


面白かったよ
どこまで正しいか分からないが、話のベースとして説明される弁護法とか読んでいて楽しいし
特に好きだったのは三巻
これまでは冤罪を主張する依頼人の無罪を証明する、という話なのだけれど
三巻は、容疑者が罪を認めて自白した事件において『事件を解決した刑事が嫌い』というだけの理由で、無理やり無罪に持ち込もうとする話
こういう破天荒なのをやられると面白いね




ムシウタ 04.夢燃える楽園』
例によって例の如く、主人公にして特別環境保全局最強のエージェント“かっこう”は脇役に
今回のメインキャラは、特環において最低ランクの能力者である茶深
彼女が陰謀を巡らせ、虫憑きの本質に近づこうとする話
これまた例によって例の如く、茶深がむかつく
ああ、二巻までの“かっこう”が主役の頃は結構普通に面白かったのになあ
何でこんなことに
毎回々々メインキャラが死んでほしいシリーズってのはどうなのか


「経験点使いすぎてPCに使えなくなったから
むしろゾディアックメンバー」


……………
話は結構まともに進んでいるっぽいので
いつか来るであろうと信じたい“かっこう”の話に期待して続きは買うわけさ
買っている現行シリーズものでは一番つまらんな
比較対象が少な過ぎてアレだが


「ほとんどないよね」


ディバイデッド・フロント、七姫物語アルスラーン戦記古典部シリーズ、戯言、E.G.コンバット


E.G.コンバットは…………」


最終巻が出るまでは現行だっ!
ふむ、順位をつけるとしたら、EG>古典部>ディバイデッドフロント>七姫>戯言>アルスラーン、かな
七姫は戯言より下かもね
個人的なイメージでは、認知度とクオリティとの乖離が最も激しいのは米澤穂信
面白いのだが、基本的に地味


A/Bエクストリームは?」


おお
古典部の次辺りに入るね
これも続刊が待ち遠しい
シャナとか要らねえから、マジで
魔法少女アイですか?ってなもんだ


「また、不穏当なタイトルを……
ん、でも読んだのって一巻だけでしょ?」


それがデビュー作ならば考慮しないでもないが
が、シャナ一巻の前にA/Bエクストリーム一、二巻書いてるからなあ
技術の向上とかとはまた別な話なのではないかと
具体的には、僕の好みじゃない
ん、まあ何かごたついているらしいが、ネコソギラジカルは今月中に出るのかね?


「さあね」



明日は異能使い話でも
かなり遊びたくなってきている