『あやかしびと』雑感

とにかく面白かった
各ルート、クリアした順に感想を
感想に抜けも多いので、これまでに書いた分と適当に合わせて読むが吉



・刀子ルート
別名会長燃えルート
恐らく平和な学園生活を最も堪能できる
お約束である恋人のフリでの刀子には充分萌えるが、後半のダーク展開での悲壮感の方が輝いている感もあり
いや『ふわふわふわふわ』は好きなんだが
あと、双七が薫をなじる貴重なルートでもある
ダーク双七自体は割合格好良いのだけれど、再生能力が高過ぎるせいでドミニオン相手の戦闘が面白くないんだよな
ラストでの会長の格好良さで全てを許せるが、いまいち長くて疲れたルートだった



・トーニャルート
トーニャのキキーモラが絵栄えする能力で格好良かった
ラストバトル周辺のステージセッティングがもろに僕好みだったので評価は高い
ドミニオンの出現が唐突過ぎたのは残念だったかな



・薫ルート
虎太郎先生が無茶苦茶格好良くて、零奈がエロカワイイ
黒すずに引いたって意見も聞くが、双七を眺めていた頃のすずの視点が悲しくて泣ける
個人的にはこのルート最初にやるのが一番良いんじゃないかと思う
双七と九鬼との過去話とか知っていると、他ルートでの九鬼の格好良さが生きると思うし
ともあれ、このルートの山場は後半の異能力バトル
特にガンスリンガー対決は、この作品でも屈指の格好良さだと思う



・すずルート
九鬼に立ち向かうみゅう
高速道路上でのチェイス
刀子の車斬り
光念兄弟との決着
この一連の流れが泣けるやら格好良いやらで、もう
特に疾走からの車斬りは一番好きなシーンだな
反面、この後で一度失速してしまうのは残念な限りで
仕切りなおした後、ラストバトルの前にもう一回仕切りなおしが入ることで少々冷めた
どうにも、鬼状態の九鬼戦ってあまり面白くない
ラストバトル自体はしっかりと盛り上げてくれたので満足なんだけどね
追記、あやかしびとエンドの過去シーンも好き
鍛冶屋とすずのふれあいが……




ちなみに、結構好きなシーンはすずルート、カーチェイス前後での七海
それまで委員長キャラ(ミストレス◎)だった七見が、テーブルの上の書類全部横にどけてノートパソコン設置
ブランチでミストレス:コマンダー取得してインテリジェントコマンダー(ミストレス◎)に
真面目に格好良くて笑ってしまった





勿論幾つかの不満点もあるわけで
双七が主人公マンセーで活躍し過ぎないのは良いのだけれど、本人の戦い方が九鬼流ばかりなんだよね
もっと輝義相手にしたときみたいな異能力メインの戦いも見たかったので少々残念
あの義手格好良いのにな
あと、薫ルート以外でももう少し水面下で動くドミニオンの描写をして欲しかった
他には、贅沢だとは分かっていても、刀子ルートでもトーニャに活躍して欲しかったし、薫ルートでもトーニャや会長に活躍して欲しかった
メインヒロインまで喰う必要はないが、何の役にも立たないってのは結構悲しい
そもそも、真面目に生徒会vsドミニオンやってるのってすずルートだけだし




さしあたってこんな感じ
主人公の戦う理由が、やっと手に入れた日常を守る為、というのは良かった
分かり易いしね
しばらくは適当に、後から思いついたこととか気づいたこととか書く予定