七月・二

■2002/07/30 (火) 何年ぶりかで

近所の図書館行ってきた。
前にも書いたような気がするけれど、僕のTRPGのルーツはそこの図書館なわけだ。
ロードスリプレイを借りて読んで初めて知ったわけだし、RPG千夜一夜とかD&Dがよく分かる本とかガープス各種とか、結構な品揃えだったしね。

「それで?」

久しぶりに行ってみたら『さすがは我が根源』だった。
とりあえず、『天羅万象・零』と『ドラゴンアームズ』が。

「・・・さすがだね、エンターブレイン

あー、確かにどっちもエンターブレインか。
で、『TRPGサプリ増刊・TRPGがやりたい』』があった。
タイトルってこれでいいんだっけか?
まあ、的を得ている、というか・・・なんでこんなもんが、というか・・・。
そして異彩を放つハードカバーが一冊。
『ヴァンパイア・ザ・マスカレード』。
誰だ、注文したヤツは?

「別にいいんじゃないの?」

いや、いいんだけどさ。
本当に異彩を放ってたぞ。
にしてもアレだね。10年前にロードスリプレイを注文した人間から、去年天羅・零を注文した人間へと受け継がれた系譜とかに想いを馳せると・・・

「時代の流れを感じる?」

いや、図書館も、もうちょっと入れる本を選んだらどうなんだろう、と。

「・・・ルナヴァルガーを全巻置いてある図書館に言っても栓の無い話だよ。きっと」

そーかも。

■2002/07/29 (月) ナウシカ読んだ日

暇だったんでマンガ喫茶ナウシカ読んできた。
あんまり面白くもなかったかな。
あ、でも巨神兵死ぬシーンで『鉄コミのルーク』を連想してちょっと感動する。
とりあえず『<カバーリング>も持っていないユパ様は偽者だ』ということが分かったので、先輩のユパはフェイクです。
にゃむにゃむ。

「はあ、さいで」

えーと、時事性のあるニュース時事性のあるニュース・・・TRPGカフェβオープン開始。
えーと、頑張って下さい。
僕行かないケド。

「行かないの?」

高くてね。
ただ、『実現させた』という点でスタッフのことは素直に尊敬するので頑張って下さい。
『元々このスレから出た企画なんだから少しくらい』とかいう傲慢で頭の悪いことを言っていた低脳共には反吐が出ますが。
まあ、自浄作用が働いてたみたいだから別にいいか。
2chはその辺が好きさ。

「好きなの?」

馬鹿な質問に対して『ちょっとは頭使え、この馬鹿』と言える辺りが好き。
間違えたときに、わだかまり無く謝れるところとね。

っと、『羊のうた』がそろそろ終わりそうなんだけれど、結局千砂エンドっぽいね。
ラストの選択肢もミスってなさそうだし。

「ギャルゲー?」

ギャルゲーだろ。
最終兵器彼女をギャルゲーにする時代なんだから、羊のうた程度は余裕だと思うぞ。

最終兵器彼女自体が企画ミスな気もするけどね」

そだね。

・・・アルシャードの話を何か書く気だったような・・・気のせいか?
最後に余談。
二日もTRPGやらないと、セッションしたくて堪らなくなるのだけれど、どうしたもんかな。
『やらなくちゃならないことからの逃避』は幾らでも出来るんだけれど、『暇を潰す』のが下手なもんで・・・少し困る。

■2002/07/27 (土) ちなみに

各人の取得経験点は全員24点。
『GMのストーリー進行を助けた、というのはMVPのような感じで、』と書いてあり、実際にSSSだののマスターするときは特に助けられたと思った相手、概ね一人か二人にしかチェックを付けない僕ですが、全員に付けさせて頂きました。

「助けられたの?」

助けられた。
てゆーか馴れてる面々だからさ、シナリオでのフォローが薄いようなシーンでも演出でカッコつけてくれて大変にやりやすかった。
色々とアドバイスは貰えたので、もう少し練り直したい。
それこそ『GMが読み上げるだけでシナリオが展開する』ような感じで。
やる機会があるかどうかは分からないけどね。
で、一人当たり24点でPL人数は5人。
1セッションで経験点が41点入った。

「大漁じゃん」

そだね。
今月中に200点くらいまでなら頑張れるかなあ。
そういえば、キャラクター一人考えた。
ジャーヘッド

「・・・ユパがいるからジャーヘッドやらない、とか言ってなかった?」

うん。
そこでこの僕は考えた。
DIO様を見習ってよーく考えた。
ストレートなカッコ良さのベクトルでは勝てない以上、ベクトルをずらせば良い。
その結果、僕の考えたジャーヘッド
『パンプキンヘッド』。

「・・・何する人?」

『トリック・オア・トリート?』とか言いながら手榴弾とか投げつける人。
外見は、まあ、何というか、想像した通りだ。
使いたいなあ。

シナリオの手直しもいいけれど、新しいシナリオも作りたいなあ。
締め切りが無ければ書かなさそうな気もするけれど。
うーん・・・ショートキャンペーンとか。

「そういえば、明日のNAOCON行くの?キャンセル待ちとかで」

よく考えたら、ああいう場所・・・というか環境の中で遊ぶの苦手でね。
まあ、のんびりするさ。

■2002/07/27 (土) 昨日は日記書く気あったんだけどね

ちょっと時間がなかった。
昼頃、やにおさんから『作ってるアルシャードのシナリオって明日までに出来る?』と聞かれ、イメージだけ決まっている状態、つまり何一つ形にはなっていない状態で『出来ます』と。

「完成したの?」

した。
結局ワードで文字の形にし始めたのが夜の九時。
シナリオ完成したのが朝の六時。
結局睡眠時間は4時間ちょいだったので、今現在わりかし眠いのだけれど。
それに疲れた。
自作シナリオのマスター、外部でやったの初めてでさ、とにかく緊張した。

「そりゃお疲れさま」

シナリオ名は『黒の森の魔獣』。

”紫の”レリクス PL:夏瀬さん
アルフ5
実はレリクスはこいつが作った、とか超人設定があったらしいアルフ。
僕が言うのもどうかと思うけれど、この名前はどうか。

”嘘つき”フリッツ PL:やにおさん
ホワイトメイジ1・ブラックマジシャン3・ウィザード1
最初はウソップから始まり、エクスカリバーでいい気になって締めた高性能魔法使い。
ブラックマジシャンの攻撃魔法を舐めてました。強かったデス。

”ウィンド” PL:緋先輩
ファイター3・ハンター1・スカウト1
バスタードソードを振り回す、FF6のロック。
範囲攻撃強し。

”バッドムーン” PL:黒野さん
ジャーヘッド
『いつもの黒野さんのキャラクターっぽいキャラクター』のジャーヘッド
砂ぼうずでした。やはりマシンガンは強い。

エレシディア PL:朝佳さん
エージェント1・ヴァルキリー3・パンツァーリッター1
『エアバイク乗りのヴァルキリー』、やられてしまったものはしょうがない。
企業によって発掘されたヴァルキリーってのはカッコいいと思うですよ。無茶苦茶速い。

『シナリオ名良いよね』と言われるのは世の中分からないもんだね。
最後まで空白で、『安易に3秒で決めたタイトル』です、が。

「・・・闇の森を舞台にした、魔獣を狩るシナリオ?」

良く分かるね。

「・・・」

5LV向けに作ったシナリオだったのだけれど、PL達が経験点を使いたがらなかった為5LVに底上げで作成して貰う。
戦闘は少し厳し目で組んだつもりだったんだけれど、ちょっと甘かったかも。
ベヒーモスとか倒す話なんだけどね。

「評判は?」

楽しかったといって貰えた。
良かった、マジで。

「そりゃ何よりで」

■2002/07/25 (木) 今日はノンビリと

遊ぶ予定ポシャりそうだな、とは思っていたんだけれど、まあ予想通りだ。
台風だったし丁度良かったかな。

「で、何やってたの?」

先輩に借りた『クビシメロマンチスト』読んだ。
『3』の方が当たり、零崎だね。
キャラクター性に加えて、主人公との立ち位置の関係がカッコよくて良い。
ついでに言えば血脈好きなのも一因。
零崎一賊とか燃えるだろ。

「まあ、分からないでもない」

面白かったよ。

で、アルシャードの話。
シナリオは作りやすそうだよね。
明日には作れると思うんだけれど・・・やっぱり戦闘バランスが分からない。
加護ないとラクなんだけどなあ・・・ってゆーか、何でこのゲーム加護あるの?

N◎VAには何で神業があるのさ?」

ラクだから。

「・・・」

嘘だよ。
固有のリソースをキャラクターレベルで確保しておくため、かな。
ブレカナの場合は『その方が派手だから』で合ってるような気もするけどね。
あー、やっぱり無くなったら物足りないだろうなあ、奇跡。

「それを踏まえて、アルシャードの『加護』の必要性は?」

んーと、その辺は必要性なんかは大して重要でもないのか。
むしろ疑問なのはバランス取りの問題。

「奇跡よりは弱いでしょ?」

弱いからこそ、だね。
ブレカナの奇跡の場合、概ね『一対一』比率でいいんだよ、強さが。
どのくらい強いかではなくて、起こりうる結果の話ね。
例えば、∵絶対攻撃∵は∵難攻不落∵で防げるし、∵再生∵でも∵模造∵でもいい。
分かりやすく言えば、『攻撃系奇跡は防御系奇跡と等価』という概ねの目安があるおかげでシナリオバランスが取りやすい。
PCの合計奇跡数だけ分かれば、殺戮者の奇跡数でバランスが取れるわけだ。
ここまで分かる?

「ええと、多分」

対して、アルシャードの場合は加護による強さの差が大きい。
ただクリティカルを起こす特技で与えることが出来るダメージなんて精々20点程度。

ミョルニルで10D6。これで35点でしょ、バランスは取れてるんじゃん?」

言われてみればそうか。
加護のバランスは取れている・・・のか?
何でシナリオバランス、こんなにとりにくく感じるんだろ?
・・・考えが纏まらないな。
明日また考えようか。

「結局、今日の日記の意味は?」

無い、ね。

■2002/07/24 (水) で、今日はサンプルシナリオ

永久機関気味にな!

GM:からすさん

グルヴェイグ PL:燐火さん
ヴァルキリー3

高速機動可能なヴァルキリー。
PC5ってオープニング&エンディング無い方がまだラクだよね、絶対。
どっちも相手の話を聞く、以外の行動が無いって。
『おもむろに13鬼衆の首とか持ってきたりする』手もあるらしいが。

シェイル PL:BLUEさん
パンツァー1・ファイター1・ハンター1

元帝国軍所属のパンツァーリッター。煮え属性。
敵の驚愕エフェクト多数。
絡みやすくて助かりました。

レイハ PL:雪華氏
アルフ5・ホワイトメイジ1

いつものアルフ

クライス PL:3765氏
エレメンタラー2・ホワイトメイジ1・ウィザード1

精霊二匹と契約しているエレメンタラー。
何というか、色々自滅していた。

J・J PL:僕
ヴァグランツ1・エージェント1・ファイター1

旅のギタリスト、元エージェント。
超いい気生命体。

「へえ・・・やったんだ。ホントに」

ギターに仕込まれているのは<GC−XX携帯型キャノン>。
ついでに言えば出自は探索者で、特徴は『シャード装備』。
呼ぶとギターが飛んでくる!

「うるせえ、ばーか」

境遇が『遺言』で、パーソナルクエストは『届け物』。
『世界に俺の曲を届ける!』
或いは、
『ターゲットに死のセッションを届ける!』
僕のメインキャラ二人目決定。

「まあ、いいよ。勝手にね」

三人目をやるためには障害が一つあるのだけれど・・・ルールの話な。
お題はエレメンタラーの『属性付与』。
P127右の柱最上段より、エレメンタラーの特技は全て『魔法』。

そだねー

つまり、<属性付与>には抗魔値で抵抗、でいいのかな?

「・・・そう・・・だね」

魔法攻撃のダメージロールは特技を参照する。
合ってるよな?

「うん」

<属性付与>には書いてないよな。

「うん」

この特技って使えないじゃん。
弱い、とかじゃなくてルール的に使用できない。

「考えるんじゃない、感じるんだ」

ルールでその思考法は危険では。

「相手は回避で避ける、ダメージは武器のものを使う、それでいいじゃん」

全く持ってその通りなんだけどね。
物理攻撃なのか魔法攻撃なのか、と、回避で避けるのか抗魔で避けるのかはハッキリしたい。
まあ、物理扱いだと思うんだけど。
魔剣士作ろ。

■2002/07/24 (水) 私は帰ってきた!

「じゃあ日記の続き書け」

は。
面子は更にサークルの先輩を一人加え、『何故か居る緋先輩』共々SSS。

「・・・」

当日昼過ぎの緋先輩のメール曰く『今日会社終わった後6時には行けるんだけど』と。

金の髪飾り
GM:3765氏

エブラ PL:緋先輩
ブラックマジシャン2・ウィザード1
一言で言うと、緋先輩のやる生意気系な方の少年キャラ。

レイハ PL:雪華氏
アルフ4・ホワイトメイジ1
超強力特技<デジャ・ヴュ>を使うことができる・・・せいで利用されまくるアルフ。

ダスク PL:ゆっけ氏
エレメンタラー2・ファイター1
真面目な作りの前衛系。
多分攻撃能力はオルフェより高いはず。

オルフェ PL:僕
ハンター4・ファイター1
キャラクター性が決まったおかげで動かしやすく。
一言で言うと『修練闘士』。

まあ、悪名高いSSSなわけで。
敵が強い・・・ということを全員で把握した直後に、
ミョルニルにトールを上乗せした挙句、オーディン二発とフレイ二発で駄目押し』。
瞬殺。
このゲームの戦闘バランス、まだよく分からないな。
ブレカナの奇跡の方が、まだ絶対性があるだけバランス取りやすいんだけれど。

「GFでシナリオ作成のサポートを」

戦闘ゲームだからね、そこまで突っ込んだ解説が欲しい。

「シナリオは?」

面白かったよ。
緋先輩の『生意気な少年キャラ』と、僕の『押しの弱いハンター』でコンビ打ちっぽく。
さすがにやり易い。
やっぱり巧い人だよね。
ちなみに、このゲームいい気になるにはある程度の戦闘能力も必要なワケで。
オルフェとか、『ドラゴンのブレスを右ストレートで相殺』し始める素敵キャラに。
メインキャラその一に。

「二本目は?」

沈黙の騎士、ね。
ボスが強かったんで、
ミョルニルにトールを上乗せした挙句、オーディン二発とフレイ二発で駄目押し』。
ちょっぴり生き残ったので、ちょっぴり殴って止め。
そういえば、<デジャ・ヴュ>は凄い。
緋先輩のキャラクターは人を探す立ち位置だったんだけれど、
エブラ「ねえ、レイハ。○○がどこにいるか知らない?(<デジャ・ヴュ>して欲しそうにレイハを見つめる)」
オルフェ「一人呟く。『一体何を企んでいるんだ、ビクター・・・』(<デジャ・ヴュ>して欲しそうにレイハを見つめる。)」
超便利屋。

「それもどうか」

■2002/07/24 (水) 昨日の夜に

帰ってきてはいたんだけれど、眠くてダウン。

アルシャードどうだった?」

凄ぇ面白かった。
ええと、22日からサンプルシナリオの1と2を。
面子はサークルの面々と『何故か居る緋先輩』。

「何でいるのさ?」

今夜九時からアルシャード、と聞いて『来る』と。
これだから斜界人は。

GM:3765氏

ジェスタ PL:緋先輩
ジャーヘッド1・ファイター1・サムライ2

化け物じみてカッコいい宮崎アニメ生命体。
どういうキャラクターかってぇと、『ナウシカに出てきたユパ様』。
『こんな所まで奈落が・・・』
『大きくなった(ペルニラを抱え上げながら)』
世界一カッコいいジャーヘッドを見たような気がするぅ。
卑怯者!

レイハ PL:雪華氏
アルフ2・ホワイトメイジ1

記憶喪失のアルフ。
マジックシールド使いは重要やね、やはり。
<デジャ・ヴュ>の脅威は未だ闇の中に。

オルフェ PL:僕
ハンター3

対妖物用格闘技を使うハンター。
この頃はまだキャラクターが不安定。
更に、黒帯買う前なので弱い弱い。

「・・・素手の格闘家ってさ、義肢とか黒帯とかわざわざ用意してあるくらいなんだから、FEARの思うがままって感じがするね」

うるさいっ、実際やることに意味があるんだ。
<ウェポンマスタリー>は当然(白兵/棍)。
ここに(白兵/素手)の文字があればどれほど救われるかっ。

「てゆーか、普通に剣持つキャラクターで作ったらもっと強かったんじゃん?」

明らかにね。
ちなみに、右手には『聖別/対魔獣』。左手には『聖別/対奈落』。
ここまでやると、ちょっといい気になりはじめる。
『この段階ではまだ持ってなかったから死ぬほど弱い』が。

「無能」

はっはっ、何とでも。
二本目に入って、レイハはアルフを3LVに、オルフェはハンターを4LVに。
さすがに<鋼の身体>を覚えると<カバーリング>の戦略的価値が跳ね上がるね。
でも攻撃能力まだ低ーい。
ハンター4LVの命中値修正3点しかないでやんの。
ファイター1LVの1.5倍です、か。
それでも当たるんだけどね。

「敵の回避値って低めだよねー」

そだね。
まあ二本目も同じ面々で終え、めでたく経験点を獲得。
ファイター1LVをとって大幅な戦力アップ。
そして次の日のSSSに続く。
帰ってきてからね。
これからアルシャード〜。

「……」

■2002/07/22 (月) 一つ前の日記は

あれだ、日付間違い。
面倒くさいから一々直さないケド。
最近色々と些細な選択を間違っているような気がするリアル・人生ゲーム。
たった今になって初めて昨晩の着信履歴に気づいたり。

「駄目駄目だね」

まあ、用件は見当がつくのだけれど。
とりあえずバイブはオフにしとこう。

電車の中とかで、アルシャードのシナリオ考えていてあまりのかっこよさに悶絶したり。
自分のキャラクターのあまりのかっこよさににこにこしたり。
アルシャードマンセー

「とりあえず一回遊んでから語ったら?」

これからセッションだよ。

「そういやさ、アルシャードブレカナってどっちが面白い?」

答えにくい質問するね。
新し物好きでアルシャードにはまっている一面は否定しないが。
世界観的にはブレカナの方が好みだけどさ。
それぞれの楽しさがある、でいいと思うね。
そろそろセッションの時間なので続きは・・・明日の夜かな。

■2002/07/20 (土) まだまだ色々とキャラクター考えるわけだ

焔の魔剣『フレイムタン』を持つ剣士、とか。
ギターケース担いだ旅のヴァグランツ、とか。

「おい」

ヴァグランツは元エージェントでさ、ギターケースの中のエレキギターに携帯型キャノンが仕込んである。
脇に抱えて撃つしか!

「あるの?エレキギター

カバラ技術なら作れるだろ。
シャードの加護のおかげでリアクターが無くても音が鳴る!

「そんな下らないことにシャード使うな」

エージェントのクラスLVが3になると、ギターケースが対衝撃ケースになって防御力も上昇する。
何といっても経験点0で作成できるのが大きな魅力だ。
明日のセッションに使うPCはこれだな。

「あー・・・焔の魔剣『フレイムタン』ってのにも突っ込んだ方がいいのかな?」

FFに出てくる火属性の剣といったらこれしかないだろ。
どういう形状をしているのかさっぱり知らないが。

「データは?」

エレメンタラーのデータを見ていて思ったんだけどさ、言われているほど弱いクラスじゃないな、と。

「何か強い特技あったっけ?」

<精霊侵食>。
このゲームにおいて、クラスレベル依存は相当は相当レア。
高性能の白兵系特技<属性付与>と合わせて使うと相当なダメージが出る。
多分ファイターを凌ぐよ。

「そう?クリティカル値上がらないでしょ?」

まだ成長したときのバランスとか分からないから何とも言えないんだけれど、このゲームってそんなにクリティカルは重要じゃない気がする。
高い命中値――敵の回避値よりも2、3点高い数値があれば、それで十分なんじゃないかと。
多分サムライなんかはそれで押していけるクラス。
<二刀流>とか、攻撃面においては最強クラスの特技だと思ってるし。

「ふーん。で、その魔剣士ってのはエレメンタラーなのね」

ファイター3LVエレメンタラー2LVまでいけばとりあえず作れる。
アウトレイジで<属性付与>。
−1修正が痛いんだけれど…当たるかなあ。
クリティカルに期待…

「一分前に言ったことを自分で覆してどうする」

それ以外だと、ファイターLVを1上げて切り返しを取ったりすると良さそう。

上級ルールが分からないから、経験点の思い切った使い方とかしにくいよね。
11LV以上の追加特技出るのは確定だし。

「確定なの?」

ウィザードで『10LV以下の魔法を打ち消す』って特技があるから。