十月・一

■2002/10/06 (日) 今朝、BLOSSOMに遅刻しないように起きたら

朝一で親に、
「今夜は外食だ。これは既に決定事項であり、異議は認めない」
という類のことを言われたせいで行けず。
こうもBLOSSOM参加を阻止させると何かの陰謀を感じるな。
ああTRPGがしたい。

「そればっかだね」

そればっかなんだよ。
あ、レッガー考えた。
というか、バナナフィッシュ読み返したせいでレッガーがやりたくなった。
やっぱりこのエンディング〜後日談は泣かせるよな。
何度読んでもショック受ける。

「YASHAのエンディングは?」

幸せそうで、まあ結構。
やはり手紙が無いせいかね。
どうにも来るものがないというか……まあ、ハッピーエンドはいいものだ。

「で、レッガー?」

キッズグループのリーダーっていう立ち位置は悪くないと思う。
それだけじゃ指針も何もなくて使いにくいかな。

「学生で美形のトレジャーハンター」

いいね、その設定!

「……さらに、音羽南海子の隠し子ってのはどう?」

さ、最高だよ!

「その上病弱で、目も見えない、口も利けない。頼れる人は夜叉だけ――ってのは?」

完璧じゃないか!

「さらにアルツハイマーで――」

ナイスだよ!

「しかも分裂症」

パーフェクト!

「だけど本当は宇宙人だった」

グレイト!

「…………」

…………

「……これの元ネタがNHKにようこそ!だって分かる人はどの程度いるんだろうね」

さあ。
ただ、瓢箪から駒というか……音羽南海子の隠し子ってのは悪くない気がする。
……いや、嘘だな。

「オフィシャルキャラ絡みの設定ってあまり使わない質でしょ」

なんかねー。
借り物の設定使って粋がってるみたいで、ちょっと。
使いこなせればいいけれど、失敗するとこれ以上ない位無残な羽目になりそうな気がする。

「……フェリックス・クリューガーの影武者」

『生憎私はクリューガー伯本人ではないが、兄上に代わりここに来た以上、兄上に代わりこう言おう。殺戮の手本を見せてくれる』
大喜びで折れた槍を構えるね。
ふむ……これだとそれなりにやれる気もするんだが……。
小山さんとか黒野さん辺りの聖グラディウシア騎士団とギラつくシーンが目に浮かぶようだ。

「その差はどこか?」

システムの差か、スタイルにおける拠り所の差か。
んー、よく分からないなあ。

■2002/10/05 (土) PCの名前の付け方

みたいなものってあるよね。
結構人によって色々な感じだけれど。
僕の場合、

「能力名をもとに名前決定、でしょ」

うん。
N◎VAの手持ちキャストをざっと見てみると、

”音使い”響京也
<元力:音>使いのフェイト

”レッドアイ”叢雲霧人
目を見ただけで相手が真っ二つになって死ぬ殺し屋

”Wizard”
身体がホログラフで構成された凄いニューロ

剣崎鞘
神剣正宗を下賜されたクグツ

Moon Child”美門月夜
軌道衛星『月詠』を所持するエグゼク

「先生、変なのしかいません」

てゆーか、他にキャストいないのか?
自分で思ってたより深刻な人手不足だな、これは。
まあ、こんな感じなわけだ。

「能力名と名前を掛けてるってのは分かるよ」

てゆーか何も無いところから名前決めるのって大変じゃん?

ブレカナとかの場合は?」

語感で決める。
”銃士”ヒュッケバインとか、ドクトル・ゼーブルガーとか。
ちなみにどっちも元ネタ有り。
ヒュッケバインは、

「ロボット大戦でしょ?」

もう一個遡るとフッケバインなんだがね。
ドイツ軍の戦闘機。
ついてでに一個遡ると災いを呼ぶ鴉の意。
まあ、この辺のことは何も考えずに語感からパクっただけだな。

「ゼーブルガーの方は?」

某ミュージカルで、黄泉の帝王が医者に扮したときに名乗る名。
こっちは語り口とか外見イメージとか、元ネタのまんまだったりする。

「ふーん」

あと、思いつかないときはこの辺見て考えたりとか。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~ros/aya.htm

うお、明日BLOSSOMに行くこと大決定。

「どしたの?」

ヤシマに行きてえ。
無茶苦茶行きてえ。

■2002/10/04 (金) 色々と考える

キャスト作りたいなあ。
……ん、今ふとトーキーを考えた。

「へー、どんなん?」

新聞の<魔器の一族>。
<魔翼>の演出で風にのって飛んでくる。
あるいは他キャストのシーンでおもむろに落ちている。
で、拾って読むと、トーキーのリサーチした項目が書いてあるわけだ。

「で、どこから依頼が来るのさ」

………おおっ。

「てゆーか他のキャストが困るっての。思いつきでキャスト作るな」

焼却処分に。
さらば僕の恐怖新聞

「もうちょっと普通のトーキーとか考えようよ」

シャッターを切ると、レンズからレーザーが出るトーキーはどうだろう。

「だから、それは殺し屋枠だ」

むう。差し当たっては無理か。
あきらめるぞなもし。
そういや、日曜はBLOSSOMあるのか。
気が向いたら行くくらいかなあ。
カブキSSSやっちゃったし。
あ、そうそう、フェイトも新しく作りたい気がしたりする。
”音使い”やる回数が多くて。
もう少しローテーションを組むと飽きの来るのが遠のく。

「そういうもんなの」

多分ね。
だからといって何か思いついているわけでもないんだが。
『何とか探偵』っていうハンドルが付けばいいんだよな。

「違う。きっと違う」

いつも本を読んでる探偵ってちょっといいかな、と思った。
『〜について?それだったら確かこの辺りに本が』……京極堂かっ。
まあ、ただ、ニューロエイジに紙の本屋ってのはちょっとカッコいい気がする。

「カッコいいのは分かるけどさ、本屋とフェイトが結びつかないよ」

”Wizard”辺りで本屋やってる方が楽しそうだもんなあ。
いや、元歴戦の傭兵で、現在寂れた事務所でフェイトやってる、みたいな普通のやつやってもいいんだが。
それだったらまだ”音使い”の方がフェイトらしくできるだろうし。
んー、色々と煮詰まってるな。

「別に今、無理して作ることもないんでしょ」

うん。
まあ、必要になってから作ればいいだけのことなんだけれど。
とりあえずレッガーかなあ。

っと、『零崎双識の人間試験』の話、凄く期待してるんだけれど、どんな話になるのか。

「何それ」

十一月から始まる西尾維新オンライン小説
主人公は人間失格の兄。
超期待。
いーたん視点でないあの世界には興味があるぞ。

■2002/10/03 (木) カブキSSSの感想を

書いてる最中に日記をロスト。
キャスト紹介とか書き直すの面倒くさい〜、ので書かずに済ませよう。

「手抜きー」

水は低い方に流れるものだよ。
いや、SSSのシナリオ一本目も二本目も凄く面白かった。

とりあえず騙されちゃいけない。
カブキSSSで最も歌舞いているのはブルーベリーでもカーロスでも無く”あの男”だった。
まさしく嵐を呼ぶ男

「・・・だれ?」

ただ登場するだけでシーンの、否、卓の空気すら変えるだけの力が奴にはある。
てゆーか『むぅ』じゃねえ。
や、僕的には凄く面白かったんで、好きだよ。あのキャラクター。

「だから誰さ」

ネタバレになるから知らない方がいいよ。
いや、本当に良くも悪くも空気が変わるわけで。
皆で『あのキャラクターはどうよ』スレを急設。
挙句、
RLのやにおさん『アイツのことは忘れろ』
夏瀬さん『その一言が聞きたかった』

「……一体何なんだろう」

まあ、実際のところ遊んで楽しいアクトだったからNoつける気は毛頭無かったし。

周りの人に「TRPGしているとき凄く楽しそう」とか言われたのがちょっと嬉しいね。
最近なんか遊ぶTRPG全部が凄く面白くてさ。
もっと沢山ゲームやりたいなあ。

「まあ、いいことだよね」

うん。

■2002/10/02 (水) ……眠たいな

てゆーか、何で僕は徹夜でアクトやったあとの昼過ぎに日記なぞ書いているのか。

「授業開始までの暇つぶし」

全く以ってその通りなのだが……ああ、ねみ。
まあ、あれだ。
『死ぬかと思った』と評判の、木枯さんのN◎VAシナリオに参加。
念願成就。

「結局、例の頭おかしいクグツ使ったの?」

ああ使ったね。
すっっっっげー、楽しかったね。

「あ、そう」

シナリオ『ARTICHOKE』
GM:木枯さん

”アンティーク” トーキー◎ マヤカシ● マネキン
PL:やにおさん

過去を写したり、対象の写った写真に<インタビュー>したり、
対象の写った写真を握りつぶして<魔女の叫び>したりする、
呪いのカメラ(アヤカシエニグマ)を持つトーキー。
本体はうらぶれたトーキー崩れ。
エンディングとかカッコよかった。

”義士”レイル レッガー◎ カブト● カタナ
PL:夏瀬さん

夏瀬さんが壬生義士伝にはまっているらしく、そういうキャスト。
騎士道と武士道を併せ持ち、服の背中に仁一文字。

”殺人配給会社”結城春魂 ニューロ◎ クロマク● ミストレス
PL:小山さん

マッチョな老人で、無口でマッチョな<<腹心>>ミスターNがいる、殺人配給会社の社長。
まあとにかく『強い』キャストで。
僕的には夏瀬さんとの演出対決辺り無茶苦茶面白かった。

”D”ボビー フェイト◎ カブキ● タタラ
PL:からすさん

キャスト作っている時点でカブキSSSの追加データを見て、作成されたキャスト。
ブレイクダウン拳法の使い手で、赤い靴を持ち『<芸術:舞踏>相当の千鳥足』でふらつくジャンキーフェイト。
超人抑え目。

剣崎鞘 クグツ◎ カタナ● ハイランダー
PL:僕

天照院に奉られている一振りの神剣正宗。
千早グループの技術の粋を集合して作られたオーバーテクノロジーの塊であるその剣を下賜された、
後方処理課の出向社員。

「……まあ、いいんだけどさ」

正宗がどのくらい凄いかっていうと、
『魔器の一族9LVと、カタナの特技各種と、神業三発分凄い』
わけだが。

「神業の演出の落とし所でスタイルの表現ってのは良く分かるけどね」

うん。
アクトの内容については次に続く。

■2002/10/02 (水) アクト風景をダイジェストで

レイル『お前に頼みたいことがあって来た』
結城『では、何時の間にかミスターNが貴方の背後に立っている』
レイル『ではミスターNは、俺の服の背中に書いてある仁の字を目の当たりにする』
結城『ミスターNの<名声>で、お前は昔から殺人配給会社についての噂を聞いていたことに』

どちらも退かない、見事な演出対決だね。

「てゆーか協調性の欠片も感じられないのはなんでさ。相手の話聞いてないじゃん」

んや、聞いてはいた。
ただ、相手の演出より強い演出をすることに集中するあまり
『相手の演出に普通の反応することを忘却した男たちの聖戦』に。

「……」

そういえばさ、シーンの途中で自分のキャストのいる必要とか無くなって手持ち無沙汰なときがあるじゃん、結構。

「はあ」

で、アンティークとDが話していて、僕が書割になっていたわけだ。

「はあ」

で、二人の話に一段落付いたとき、
アンティーク『ところで、剣崎』
剣崎『何時の間にかいなくなっている』

我ながら惚れ惚れするような切れ味っ!

「……何とかに刃物」

いや、やはり偉そうなキャストは楽しい。
『天照院最上層部は、貴方の目的を承認しません』
とか調子に乗りながら。
で、セッション終わって見るとどうも
『<<ファイト>>もされていないのに四発神業を使ったような気がする』
わけで。

「……わけで?」

色々考えて見た結果、原因が分かった。
結城が<<電脳神>>の演出の中で剣崎にトスを上げてくれたので、
『ボールを掴み取って一人でトライ』
した分を数に入れていたらしい。
いや、四発分たっぷり演出して満足じゃよ。

「……」

いや、本当に楽しいアクトで。
そして、アクト終わった後で誰とも無く言い出した。
『カブキSSSやりたくねえ?』

TO BE CONTINUED

■2002/10/01 (火) キャスト作成の神さま降臨っ!

まあ、あれだ。
明日のアクトに向けてキャスト作っているわけで。
初プレイはクグツがお薦めと言われた以上クグツを作ろう、と。
で、僕はクグツとか作るの苦手なんだよね、割り合い。

「なんで?」

色が無いから。
キャストを作る上での軸というか指針というか……。

「??」

例えば、イヌの場合は<携帯許可>があるからウォーカー乗りができる、とかさ。

「んなこと言ったらレッガーもじゃん?」

うん、実は結構苦手。
ただ、GF誌の追加データがあるから凶手とか作ることは出来る。
スタイル制限のある業物も十分軸になりうるだろ。
そういう点で、色が付けにくいクグツを作るのは苦手なわけだ。

「軌道レーザーとかオルクスとか、やりたい放題やってる人間の台詞とは思えないね」

なんかエグゼクはやりやすい。
偉そうだったり金持ちだったりすればいいわけで。

「……」

で、クグツを作っていて思った。
クグツの特技いらねえな……よしスタンドアロンだ、と。

「随分飛ばすねー」

おうよ。
そして更に考える、カッコいいスタンドアロンの使い方を。

スタンドアロンネタはもうCDだぜ」

懐かしいね。
さておき、千早の技術を注ぎ込んで作り上げた一振りの剣、というものを作りたくなった。
その結果生まれたのが
スタンドアロンで<血脈:魔器の一族>』
剣の封印プログラムを解除すると神剣にっ。

「……魔器の一族はサイバーウェア取れないよね」

おう。

スタンドアロンはIANUSオプションだよね」

おう。

「無理じゃん」

ティルウィングだから平気。
スロットがあるぜよ。
人格カードが入るくらいだからスタンドアロンも入るだろ。

「……境界線を綱渡りするのよそうよ」

この抜け道探すまでに凄く苦労したがね。
ただ、かなり白寄りじゃないかとは思ってる。
まあ、ここまで決まってしまえばあまり苦労することも無いだろ。
『本体のスタイル一つとスタンドアロンのスタイル一つしか決まってないが』

「……」

消費経験点は……60点くらいを目標に。
前の音使いに使いすぎた。
今夜中にせっせと作るべ。

■2002/10/01 (火) 悪魔のミカタを読んだ

まあ、なんだ。
予めやにおさんと小山さんからは薦められ、緋先輩からは読んでみたけれどあまり面白くなかったと聞いていた作品なわけで。
今日サークルの3765氏から借りて読んだ。
ちなみに、ここに出た四人の中で、書評に関して一番アテにしている3765氏の評価も『あまり面白くない』と。
その辺もあって自分で買ってなかったんだけどね。

「で、感想は?」

かなり面白いと思った。
途中の展開に中だるみを感じない、というか、あの展開は予想外で素晴らしかった。
事件が解決した後のまとめ方も面白い。
難を言えば、ところどころ『登場人物のうち誰の言った台詞なのかが分かりにくい』ところか。
文章自体は下手とは思わない、が、主人公の語り口がむかつく。

「それは、趣味じゃん?」

そうだよ。
み−クルの部員は主要メンバーのみで固めて、少数精鋭の変わり者集団にした方が面白いんじゃないか、とか思うのも趣味だな。
あ、葬式のシーンは不要だった。
あそこでみークルのメンバーの特異性を出すのは余計だ。

「はあ、そうですか」

んー、なんか不満点だけ挙げていくとまだ結構出そうな気がするが……うん、総評としては面白かったな。やっぱり。
で、一巻読んだ限りじゃ『先の作品に期待させられる作家』とありきたりな感想なわけだが。
とりあえずお薦め。
つまるところ、一巻は金出して買っていい作品だと思う。

「……どの程度の評価かよく分からないんだけどさ、参考までに『人に薦めるラノベ』って他にどんなのがある?」

秋山作品全部っ!

「それ以外で」

ブギーポップの何冊か、最初の頃のキノ、リバティランドの鐘、彗星狩り、フルメタル・パニック!
ざっと思いつくのはこんなところかな。
探せばもうちょっとあるのかも知れないけど。
てえか、そんなにラノベ読んでるわけでも無いしなあ。
適当に買って読む、ってのをやらなくなって随分経つ。
人に薦められた本とかあったら探して読んでみるのだけれど。

とりあえずこんなところ。
気が向いたら夜にも日記書くかね。