十二月

■2002/12/31 (火) 『風吹雪き、空凍る』

現在二章の途中。
あれだけ惚れ込んだテキストが影も形も見当たりません。
章によってライター変えているんだろうなあ。

「どんな感じ?」

んー、綺麗な文章だよ。
ただ、一章のテキストがあまりにピンポイントだっただけ。
音楽の使い方とか相変わらず良いしね。
 
 
年が明けました。
まあ、めでたい。

「んな、おざなりな」

皆さん、借金取りの好みを調べて上手いこと撃退できたでしょうか?
そういえば唐沢なをきの漫画で、漫画家が暮れにやってくる編集を片っ端から撃退していくというお話があってだな。
『おい、次の○□社の斎藤は何が好きだ』
『最近スプラッタ映画にはまっているらしいよ、あんた』
『なるほど、じゃあこいつでいこう』
と、ホッケーマスクを被ってチェーンソーを振り回し、編集を追い返すという話で大笑いした記憶があるね。

「突然の余談かよ」

まあ、あれだ。
今年遊んだ人も、来年遊ぶことになる人も、どうぞ宜しく。
 
 

■2002/12/30 (月) 『ただ、生きていた証が欲しい』

『銀色』というゲームを始めた。
なんか、方々で評判の高いエロゲーらしく。

「新作?」

いや、そんなことはないと思うんだが。
えーと・・・・・・完全版の発売が2001年8月31日発売。
・・・我時流に遅るること山の如し。
これがウラシマ現象というものか?

「で?」

いや、すげえわ。
無茶苦茶面白い。

「発売から一年以上経って何を今更」

・・・・・・・・・。

「で?」

あのですね、とても面白いです。
今、第一章が終わったところなのだけれど。
話自体はそう凄いというわけではない。
が、演出とテキストが素晴らしい。

『渓の涼しげな音が響いていた夏の日。
・・・数え切れない程の蛍がいた夏の夜の事。
・・・初めて奴と出会った日のこと』

とか。
この類の言い回しはたまらなく僕のツボだ。
我操舵不能我操舵不能
あとは、声。
第一章は色町から逃げてきた少女と、一人の野盗の話なのだけれど。
二人の視点が交互に語られるわけだが、少女視点は全てフルボイスで語られるわけだ。

『暗い夜の帳が、辺りを蒼に染める頃。
二人して月を眺めた。
薄暗い部屋の狭い格子の隙間。
そこから見える世界は、
月だけが大きく輝いていた』

この声優さんの声が綺麗でさ、言い回しも相まってボイス全部聞いていたりする。
基本的にボイススキップ多用する人間なんだが。
音楽も静かな感じのピアノソロなんかが多くて雰囲気を壊さない。
映画でも小説でも漫画でもなく、アドベンチャーゲームでしかできない作品だと思う。
こういうの見ると、秋山作品とか他メディア進出もできそうな気がするんだけどなあ。

「何でそこでそうおとす」

いや、秋山瑞人は文章という媒体でしか表現できないものを書く人だと思っているので。
アドベンチャーゲームは他ジャンルより望みがあるような気がする。
いや、勿論猫の地球儀の映画化とかしてくれたら泣いて喜ぶけどね。
当然実写でさ、猫同士の会話は全て字幕なわけだ。
・・・・・・話の流れが曲がっているような気がする。

「気じゃなくて本当に曲がってんだよ」

まあ、あれだ。
銀色は超面白いってことで。
やり終えた暁には
『銀色やってないんですか?時代遅れですね』
とかパイプをふかしながら馬鹿にする予定。

「つーか煙草吸えないじゃん」

じゃあ、ハッカパイプで。
嘘ですが。
 
 

■2002/12/29 (日) 『ようこそ地上の楽園へ!ここは天国に一番近い街さ』

うお、NWの汎用特技V3でも使えたのか。
ちょっと、否、ワリとびっくり。

「柱にしか書いてないルールだねー」

金気符とかから推測は出来たんだが、実際のテキストが見当たらなくてさ。
そういや、V3のクラスデータ眺めていたんだが、天使装備ってBランクまでの魔道具持てるんだね。
超強え。

「んーと、例えばそれで何を取る?」

プール百億点のソーサルクリスタル。

「・・・臆面もねえな」

それはもう。
 
 
ちょっとS=Fのリプレイ探してみたんだが結構面白いの多いね。
http://www3.ctktv.ne.jp/~crescent/
ここにリプレイに出てきたメイド養成期間<<飢狼の牙>>とか、すげえ笑ったんだが。

「・・・S=Fってこういう話だっけ?」

毎回世界が滅亡しかけるよりはこっちのが好きだな、僕は。
キャラクターを最初に作ってもらった上でだったらV3のキャンペーン張れそうな気がしないでもない。
まあ、今はNWだなあ・・・次にいつやれるか分からんが。

「そうなの?」

来月になると試験期間に入っちゃうからね、二十日を過ぎるくらいまでは結構忙しい。
これでモチベーションとか下げてしまったら申し訳ないとは思うのだけれど。

「大丈夫だよ、そもそもモチベーションの上がるような連作になってない」

まあ、そうか。
いいんだよ、楽しけりゃ何でも。

■2002/12/28 (土) 『皆が幸せに、か……悪いが御伽噺に興味は無い』

予定とは全く違う方向でシナリオ作るやも知れず。
PC一人分はそう苦労せずに作れそう。
あとのPCをどう絡めたもんかな。

D&D

いや、S=F。
D&Dにも少し惹かれてはいる。
第一話と第二話の間に8年くらいたってるんだよ。
で、かつての親友は云々というFFT方式。

「天羅でもやってろ」

・・・それもそうか。
とりあえずPHBは買ってきた。
今の所はGMやる気はないなあ。
タラップ一つ一つに理由があるってのはカッコよくて好きなんだけれど、ルール読み込むまで少しかかりそうだ。
 
 
今日はマガジンとサンデーとチャンピオンとガムとアワーズを立ち読みしてきたわけだが。
前者三つはどうでもいいやね。

「つーかさ、ガムってマイナーだよね」

僕だって足洗い邸ぐらいしか読んでいないが。
あー、相変わらず義鷹カッコいいな。
つーか白亜の森とかまんまNWに流用可、どっかで使う機会もあるかもね。
・・・前に言ってたもう一つのキャンペーンシリーズで容易く使えるな。

アワーズは?」

エクセルサーがを無茶苦茶久しぶりに読んだ。
こういうの嫌いじゃなくってよ。

「何故にその口調か」

ヘルシングトライガンも魔狩人もジオブリもまあまあ。
一番印象に残っているのが・・・エクセルサーガか、嘘くせえ。

「今回のピルグリムイェーガーって・・・」

コミケの時期だからなあ。
まあラフの部分が
『どうでもいいツーショットのシーン』
だけだったのでまあいいか、と。
会話シーンだし。
 
 

■2002/12/27 (金) 『貴様の命の行く末、この剣に問え』

随分と時間が経っているような気もしたが、NW遊んでからまだ四日か。
まあキャンペーンなんてのは週一くらいのペースで遊べた方がいいわけで。

「シナリオ出来た?」

全然。
考えてすらいねえ。

「・・・」

作り始めればそれなりに早いんだろうけどねー。
別段パワード読み込んでいるわけでもないし。
その一方で飽きたわけでもないのでシナリオは作りたい。
・・・これは噂に聞こえたスランプというやつか!?

「それは、怠けているだけだ」
 
 
 
そういえばD&D3Eが発売した模様で。
明日辺り買いにいこうかな。
どういうゲームなのかイマイチ良く分からんが。

「・・・持ってなかったっけ?英語版三冊」

持っているが。

「・・・読んでなかったっけ?英語版三冊」

読んだが。

「・・・なんで分かんねえんだよ」

いや、どういうシナリオ作ればいいのかな、と。
・・・・・・
・・・・
・・

D&Dシナリオ『魔法使いの弟子
PC1用ハンドアウト
ナンネール:幼馴染
貴方は彼女と共に師匠の下で魔法の修行を積んでいる
エリクトの材料探しにかこつけた彼女の冒険ごっこに振り回されるのが日課だが、
あなたはその時間が決して嫌いではない

で、ナンネールはPC1へのプレゼントのつもりで鉱石か何かを拾いにいくんだけど、その途中で

「貴様はD&Dに向いていない」

そうか、残念だ。
 
 
正味な話、ダンジョンがあればいいんだっけか?
で、ダンジョン自体の設定にストーリー性を持たせておく。
昔野盗が根城にしていたからそのトラップが一部生きているとか、
野盗がそこを放棄した理由は何なのか、とか。
嫌いじゃないな。
S=Fシリーズとは住み分けもできているだろうし、そういうダンジョンを作るのも楽しそうだし。
んー、一回PLやったっきりだったけど手を出すかな。
どうせ買うのは確定だ。
 
 

■2002/12/26 (木) 『はじめましてさようなら、お休みなさい、よい夢を』

幾らなんでも60点は低いような気もしたりしなかったり。
やってる最中は間違いなく面白かったんだしなあ・・・ゲームの面白さが点数で語れるかっ!

「うるせえよ」

『凄ぇ面白い』『まあ面白い』『別に』『つまんね』の四段階評定で判断するが吉。
『まあ面白い』だな。
もう一回やったものか、とっととアンインストールしたものか。
ストーリーに変化がない上で、もう一度遊ぶかどうかはテキスト次第なわけだが。

「それなりだったんでしょ」

独特でさ、もう一度くらい読もうかって気にならんでもない。
VS上での空中戦のシーンとか。
 
 
長らく時間を取られていたバルドフォースを終えたので結構余裕があるんだよね。
シナリオ作ろうかなあ・・・だるぅ。

「覇気のない」

シナリオ作るのに覇気を持ってどうしろというのか。
ネタは・・・なくもないし、作るのも楽なんだけどねえ。
あと、キャンペーンのネタが一つ。
これを縮めてシナリオ一つに収めるのが手近なところか。
むうーん。
 
 

■2002/12/25 (水) 『皆が幸せを願うとき、そこに悲劇が生まれる』

ずっと積んであった『鬼哭街』をやってみた。

「今更だね」

そうなんだけどさ。
遊んでいるときは結構面白かったのだけれど……何か印象に残らないなあ。
何でだろう?
あのノリのゲームで、終わった直後にこれだけ冷めるとは。

「お気に入りのキャラとかは?」

劉豪軍。芯を通した殺戮者は好きだよ。
あとはドクター謝。と、ペトルーシュカか。
天井走ったりするのは大好きだが、主人公がキャラクター的に好かん。
なんかさ、見せ場になるシーンがない気がする。
全部のシーンで調子に乗ってて、その分個々のイメージが薄れているというか。
一気に読んだのは失敗だったかな。

「テキストは?」

独特の味があって良い。が、はまるってほどでもない。

「あんまり評価高くないんだね」

うん。
話の流れは嫌いではないし、明かされる真相ってのも別に気にならないが。
ああ、気に入ったシーンが一つあった。
武陵王の舞を踊るシーン三つをひっくるめて好き。
特に海岸でのシーンだな。
『今は無いかつての幸せ、そして残された思い出の欠片』みたいなのが大好きでさ。
エンディングは、話的にも嫌いではないし演出が綺麗。
総評60点。

「いきなり点数言われても比較できないんだけどさ」

ファントムが75とか80点。
家族計画90点。
バルドフォースは・・・話的には55点か。作品としては80点だが。
まあ、あれだ。
いまいち期待はずれでした。
 
 

■2002/12/24 (火) 『かくて戦慄の夜は訪れた』

MS−4さんのGMでNWやってきた。
いや、PLは楽しいね。

「GMは?」

勿論楽しい。
今回はNPCとして使っていた負けキャラをPCにコンバート。
やはり、こう、負けキャラは難しいなあ。
色々と努力中。

「魔王みたいな性格のキャラクターは得意なのにね」

むしろ自然体。
理由は推論として一つ。
負けロールって、他のPLのロールプレイに依存するんだよね。
せっせと種を蒔いて、育った分だけ収穫していく感覚。
新鮮で結構面白い。

「良いことなんだか駄目駄目なんだか」

フォートレスとか楽しかったな。
触発されて自分で一個思いついた。
今度使おうか。
 
 
で、フォートレス内でイベントが起きるようなシナリオはどうやろうかなあ。
一度やってみたいのだけれど。

「何それ?」

んーとさ、例えばフロアタイルを開けてみると草原に女の子が。
んでPCに気付いて奥に逃げていく、とかさ。
フォートレス内部でリサーチするような感じのシナリオ。
いまいち良いネタが思いつかないのだけれど。
 
 
シナリオ2本を堪能した後、泊まり覚悟で飯を食べに行くか帰るかの二択。
『僕の帰省本能、空腹+しゃぶしゃぶ食べ放題に敗北』
食べるの好きー。
そのまま雅寿丸さん宅にお邪魔して
『カラテ地獄変を全巻読破』
昼起きて学校に行きましたとさ。
 
 

■2002/12/22 (日) 『人生?死ぬまでの暇潰しだろ』

書くことないな。

ただサボるのもなんなので何か書こうかとも思ったのだけれど、眠いのでその気力も無く。
前のようにおざなりな漫画紹介、ってのも考えたが

「宵闇幻灯草紙」
漫画版京極夏彦超人風

で終わってしまうことに気付いてあまりにおざなり過ぎないか、それはという物言いが入り。
久しぶりに秋山作品の紹介でもしようかと思ったのだけれど、さすがにあれだけ書けばもう言う事もなく。
まあ、つまり、あれだ。

書くことないな。
 
 

■2002/12/21 (土) 『どんなに強い灯りをかざしても、もう星は見えない』

NHKスペシャルで面白い話やってた。
民間軍事会社の話。

「傭兵?」

少し違う。
国際的にマーシナリー(傭兵)というのは反政府側について政府転覆を担うもの、と定義付けられているらしく。
民間軍事企業は『基本的には』政府側につくらしいから。
あと、企業としての体裁をとっている。

「ん、で?」

どういう形で仕事を行うのか、とかの話をやってた。
兵の訓練、作戦立案、部隊指揮、場合によっては最前線に立つ。
戦争一回で50億円。

「凄いね」

命賭けてるわけだからなあ。
で、石油産出国における最悪の展開の話とかを。
米政府としては石油産出国の情勢安定が望ましいわけだ。
その辺りの事情もあって某民間軍事会社が政府と反政府による紛争地帯へ。
政府は石油によって得た利益の中から50億円を支払い、アドバイザーとして会社を雇った。
兵に武器の手入れを教え、訓練を施し、半年近くかけて一人前の兵士に育て上げ、自身も前線に立って快進撃を続ける。
ここに来て、山岳部を根城にする反政府軍は一つの選択をした。
ダイヤモンドの採掘による利益で、別の民間軍事企業を雇用。

「漫画みたいな展開だ・・・」

うん。
てえか話全体がパイナップルアーミーっぽい。
この後、政府軍の側が気化爆弾でゲリラの村を焼き払ったり、とか。
最後に、会社の人間のインタビューで
『戦争の無い、平和な世界などというものは決して実現しないだろう。我々は、我々の仕事を果たすだけだ』
と。
あー、かっけえ。 
 

 ■2002/12/20 (金) 『異端?神の摂理をより深く知りたいと願っただけだ』

帝劇行って芝居観てきた。
ミュージカル『MOZART!』。
いや、すげえカッコよかったわ。

モーツァルトの話?」

そうそう。
モーツァルトってフルネーム、ウォルフガング・アマデウスモーツァルトとかいう名前なのな。
一番最初のシーンでは少年時代のモーツァルトが、演奏会で皆に天才だと持て囃される。
そして次のシーン、青年になったモーツァルト
ザルツブルグ大司教に飼い殺しにされるなんて真っ平だ』
と、ウィーンへ行く夢を姉に語る。
その傍には、一人の少年。
アマデ――モーツァルトの才能。
モーツァルトは、自害するその瞬間まで自身の才能と共に歩むことになる。

と、まあこんな話。
アマデは全く台詞が無いのだけれど、使い方としては好きだな。
人並みの幸せを求めて足掻くモーツァルトの姿を冷ややかに見つめ、ただ黙々と作曲を続けるアマデ、とか。
TRPGじゃ無理だなあ。

「そこか」

常に念頭に。
楽曲は良いものが多い。
が、例によって例の如く、外国産のミュージカルを無理に日本語にすると違和感が。
小池先生は相当上手い方なんだけどなあ。

「『エリザベート』とかはあまり気にならなかったんでしょ?」

あれは、まあ、あれだ。
宝塚は歌唱力が段違いなので。
外国版のCD、探して買ってくるかな。
不満点もなくはないが、概ね満足。
そうそう、主人公のモーツァルトジーパン穿いているのはいいな。
凄く若者っぽくて、それらしい。
 
 
で、ブレカナで音楽家とかやりたくなった。
コロナ ウェントス オービス、とかか。
『イイルニイ、貴女に13番を聞かせてあげましょう』
オービスが何をするアルカナなのかよく分かっていないんだが。
そういや、前にウルフェンオービス、とか考えたことがあったな。
『知っているか?銀毛の狼の遠吠えには魔力が宿る』
とかいう感じで<魔狼>を使う奴。
あとは、大魔女とかやりたかったり。

「・・・意外とブレカナはネタがあるんだね」

そうだねえ。
SSS以外やってないから消化できないんだが。
N◎VAのシナリオ作る人は結構いるけれど、ブレカナのシナリオ作る人はあまりいないよなあ。

アルシャードもね」

・・・N◎VA過多?
FEARのマイフェイバリットはブレカナだからもっと遊びたいところだが、さて。
 
 

■2002/12/17 (火) 『あのとき、あなたは、守れなかったのでしょう』

V3パワードを購入。
NW視点で見ると、特技のバランス調整とか良い感じで。
GM視点で見ると、面倒くせえ。
今やってるキャンペーンに、どう適用したもんかな。

「魔法が増えたのはいいことだよね」

うん、この位で適量。
<金>属性とか一生使うことないだろうけれど、使いたい魔法はあるのな。
虹色の恩恵かな。
一番やりたいのはエンジェルなんだが。
いや、フェイの弱さも捨て難い。

「まあ、いいけどさ」
 
 
ワイルダネスの二巻を読んだ、死ぬほどカッコいい。
超ハードボイルド。
GXは連載ではブラックラグーンしか読んでいないんだが、こんな話になっていたとは。
今からでも読み始めるかな。
 

■2002/12/15 (日) 『今の世界、大事な事はみんなVRで起こるのさ』

バルドフォースは一週クリアするたびに選択肢が増えていくタイプのゲームなのだけれど。
後半になって出てきた最終兵器リバイアサンの設定がカッコいい。
この世界、ネットに関してはN◎VAみたいな感じなのだけれど。
Rのカラーページみたいな。
で、VRの世界は無数の超AIによって構築されている。

「それで?」

そのリバイアサンというのは『超高密度の容量の塊』。
ただ存在するだけでAIの処理をパンクさせ、その付近に接続していた人間は無差別なD・O・S(Disconnect of Silverline)アタックを受け、フラットライン(脳死)する。
リバイアサンへの攻撃はラグによって無効化、という。
ネトゲでよく言われる『最強の敵はラグ』というのを地で行く設定。
通っただけで無数のフラットライン、とかカッコいい。
で、現在一通り全キャラクターのシナリオをクリアーして、選択肢埋めと武器のレベルアップ作業中。
 
 
土曜、サークルの先輩方とブレカナSSSキャンペーンの二本目、ディアボルスを遊んできた。
僕が突然NW脳に、とか二本目があまりにキツかった、とかの瑣末な出来事は置くとして、
『緋先輩に晩飯を奢って貰った』。
いや、珍しいこともあるもんだ、
『二時間遅刻の埋め合わせ』だが。

「・・・」

あと、これまでに一度奢って貰っていたことも発覚。
『夜の九時過ぎに『映画観ない?』と新宿まで呼び出された挙句『やってねえ』という時の埋め合わせ』だったが。

「・・・」

や、ご馳走様でした。
 
 

■2002/12/13 (金) 『反転――フリップ・フロップ』

思うところは色々とあるのだけれど、まず謝っておこう。
本当に申し訳ありませんでした。

「謝るくらいなら最初からしなきゃいいのに」

その辺が『思うところ』なんだが。
最終的な結論に関しては完全に同意する。
大前提として、アクトを成功へと導くのはPLとして当然。
こういうキャラクターですから、とか言ってシナリオを崩壊させるような奴は最低だと思うね。
神業に関しての話も同様で、本当に申し訳ない。

「んで?」

で、今月のセッションで僕が使ったキャストなんだが、僕自身は
『とても下手なロールプレイ』だったとは思うが、
『とても悪いロールプレイ』だったとは思っていない。
PLの意識としての話。
その上で、そのときの僕のロールプレイが許容できないほど悪かったと思われている以上、どこかでまたこういうことが起こる。
少なくともその可能性がある。
だから、僕はもう小山さんとは卓を囲まない。

「卓立てでここまで依存している状況でそんなこと言ってたら殆ど遊べないと思うけど」

腹に不満を抱えた相手に我慢して遊んで貰うくらいだったらTRPGやめた方が百倍マシだよ。
僕は遊ぶ相手には対等の関係を望む。

一つはっきりさせておくが、これは僕の我侭だ。
他の誰でもなく、全責任は僕にある。
 
 

■2002/12/12 (木) 『オープンコンバット――戦闘開始』

NWキャンペーン第三回。
結構な致死率のトラップを配置しておいたのだけれど、こっちが一番びびったのは、
『扉の向こうにいるNPCに対して、おもむろにPCがファイヤーボールを叩き込んだ』
とき。
LV3パーティーワルキューレに突っ込んだ形で、その瞬間全滅の可能性を感じた。
感覚としてはあれだ、WizのNPCに戦闘仕掛けられたような。

「それは……凄いね」

頭の中で
「ああ成る程、これが噂に聞こえたハック&スラッシュ
とか考えたが、まあ、勝てたので良し。
最終的にはボス戦で一人死んだのだけれど、PLも納得ずくだったような感じで。
まあまあか。

とりあえず、フォートレスをもう少し軽く。
五時間以上穴潜りは流石にバテる。
 
 
やはりバルドフォース面白い。
最近サボりがちな理由は基本的にそれ。
オフィシャルサイトからダウンロードできるOPムービーの『途中から』に『燃え』られる人ならお薦め。

■2002/12/08 (日) 『勝負どころだ。ジョーカーを切らせて貰う』

バルドフォースをやり始めた。
あっという間に嵌まった・・・わけでもないか。
まあ、遊んでいてそれなりに面白い。

エロゲー?」

うむ。
サイバーパンク世界のハッカーの話。
軍とか警備会社とかテロリストとかが戦争やってる電脳世界で、シュミクラムという人型プログラムを操作して戦うゲーム。
「煩雑(クルード)な手段の方が、俺たちには相応しい」
とか突然言い始めるような。
普通にアクションゲームとして面白い。
見たものは死ぬといわれている「電子体幽霊(ワイアードゴースト)」の少女、とか良いよね。
N◎VAとかでやりたくなった。

「傍迷惑なキャストを」

んにゃ、シナリオで。
OPでキャストのニューロはイントロン中に噂の「電子体幽霊」を見るわけだ。
で、何かしらの仕事・・・・・・ん、仕事で彼女を追う。
アラシは過去のシーンで、戦友が
「こいつは・・・ワイアードゴースト!?」
とか言う言葉を残して、そいつの機体が撃墜される。
フェイト辺りが女の子を探す依頼を受けるのだけれど、その外見はワイアードゴーストと呼ばれている少女のもの、と。

「で、作るの?」

いんや。
気が向けば作るだろうが、予定無しにシナリオ完成させないだろうし。
N◎VAのシナリオ作成は本当によく分かっていないから先に予定を立てるのも多分無理。

「・・・なんか駄目駄目だね」

らくに、らくに、ね。
シナリオに関しては、今はNWで作るのが楽しいし。
 
 

■2002/12/07 (土) 『ただ、撃ち貫くのみ』

スパロボOG、そろそろ終わりそう。
なんか主人公のキョウスケがエラく格好良くてさ。
今やってる41話の演出とか。
普通のマップだと、章タイトルのあとユニット配置して戦闘、という流れ。
41話だと、まずユニット配置、後、会話。
敵と会話した後で、

キョウスケ『ベットは済んだ。あとは、カードをオープンするだけだ』
レビ『・・・カード?』
キョウスケ『なすべきことは、一つ』

第41話『ただ、撃ち貫くのみ』
 
 
音楽も相まって素晴らしい。

「主人公マンセーな・・・」

ストーリーとか、知らないロボットやら出てこないだけで嬉しいね。
四次Sから始めた身としては、DC残党とか言われても何のことやらだったんだが、今作やって初めて分かったし。
 
 
のんびりとフォートレスを作成。
よく考えてみれば<護法童子>とか持ってる時点で無茶苦茶固いじゃん。
・・・色々と微妙か。
丼勘定でなんとかね。
 
 
そうそう、プリントアウトしておいた『零崎双識の人間試験』を読んだ。
『殺し名』七名とかのノリは大好きだ。
崩子ちゃん『暗殺者』とかいって最高じゃん。
あとやっぱり双識な。
『お兄ちゃん助けに来たよっ!』
あれだ。
眞神荘にも殺し屋とか住んでいるべきなんだよな、絶対。

「何がどう絶対なのか分かんねえよ」

いや、ほら、ジュブナイルだし。

「貴様のジュブナイルは間違っている!」

・・・青春鬼とか魔人同盟はジュブナイルだよな?

「・・・・・・」
 
 

■2002/12/06 (金) 『見えるだけだ。この手は決して届かない』

フォートレスを作成しているのだが、信じられないほど悪辣だ。
凄いね、これ。

「作ってるのはお前だ」

なんつーかさ、もし自分がPLで参加していたら、と考えるだけで戦慄するほどのトラップが。
あー、おっかね。

「全滅させても失敗なんでしょ」

うむ。
上手くいけば・・・じゃなくて、下手すれば死人は出るだろうな。
ほら、あれだ。
ライトファンタジー系の小説とかで、主人公たちを成長させる為に、悪役ぶって魔物とか召喚するような連中いるじゃん?
あいつら絶対『楽しくてやってる』。
あるいは『やってるうちに楽しくなってきてる』。
で、ついやり過ぎたり。

「・・・それは悪役ぶっているのではなくて、本当の悪役ではないかと」

・・・おぉ。
まあ、大丈夫だろ。
知恵と勇気と運と装備と注意力と知覚力と知力と器用度さえあれば。

「そんだけあれば、普通のダンジョンは楽勝なんだけどね」

さすがに全部あれば今回も楽勝だとは思うが。
で、シナリオの展開自体はキャンペーンっぽく、キャラクターの掘り下げというものをやってみたいな、と。
それなりに満足しているので大丈夫じゃないかな。

「ふふん、GMの自己満足だったらどうする?」

完成した時点で、僕に不満がない以上は平気だと思う。
GMの自己満足の為『だけ』のシナリオ、本当に嫌いだから。
・・・まあ、心配事がなくもないが。

「なに?」

PCの一人にスポットが当たるシナリオなんだが、リソースの差が激しい。
そういうシナリオなんだからそれでいいじゃないか、ってのと、リソース分配はしっかりと行うべし、ってのが真っ向から。
ハンドアウトとかちゃんと作るべきかな?
そこまで頑張ると後々面倒になりそうで。

「そういう話か」


眞神荘の設定とかちゃんと考えた方がいいかなあ。
PL数名が『GMやりたいから設定教えてくれ』とか言ってくれているのだが。
決まってないものは教えようがない。

「まあ、そうだね」

前に少し考えたな。
第三天使の喇叭事件を境に世界結界は大きくその力を削られたわけだ。
それによって生じた綻びからエミュレイターはやってくる。
で、一際大きな綻びの一つに対する結界として作られたのが眞神荘。
内部に一際大きな綻びを持つ眞神荘は、外に対する結界ではなく、中から出さない為の結界としての役割を果たす。とかなんとか怪異発生への方便を

■2002/12/06 (金) 『ようこそ、時間通りだ』

現在時刻午前三時。
フォートレス以外の部分、三時間で完成した・・・。

「・・・何をやっているのかね、きみは?」

いや、何をと言われましても。
が、それだけの話ならば下の日記の最後に一文を付け加えるだけで済む。
日を改めてわざわざ日記を書いている理由は只一つ。

『先日、やにおさんが何をしたかを書かずに寝れるか!』

「・・・なに?」

第一回に続いて、PC間の模擬戦でどうしてもMS−4さんに勝てないやにおさんが言った台詞。
N◎VAのキャスト使っていい?』
かくして、急遽レギュレーションが定められ、N◎VAvsNWの異種格闘戦が。

「・・・・・・くだらないことを」

やにおさんの持ち出してきたキャストが”殺神”って殺し屋。
使用経験点は、たしか200オーバー。
本当に大人気ねえな。
記録とかとっていないので、ざっとした流れを。

第一ラウンド
アクションランク2の”殺神”がカウント21で動く。

「確かにN◎VAは早いだろうね」

その分、NWはリアクション回数に制限ないけどな。
一撃目をしのいだ沙村の攻撃を、”殺神”は<空蝉>を組み合わせて回避。
その後、やにおさんの反撃。

『<陽炎>入ってるけど、<霊感>技能持ってる?』
NWにそんなものはない。

「・・・」

まあ、そのままマイナーアクションでフラッシュドライブを起動して、やにおさんが勝利。

やにおさん「やっと勝った!」
MS−4さん「そうですね」

あれだね。
無茶苦茶面白い見世物だったな。

「・・・・・・」

時間埋めるときとかに、またやるかもね。
メタゲームしてしまうとN◎VAの圧勝だろうけれど、ちょっとやるには面白かった。
 
 

■2002/12/05 (木) 『最早、言葉でお前を止めようとは思わん』

んで、結局寝れませんでした。
しかも、フォートレス作成で時間が食い込んだ、申し訳ない。

「良心はどこいった」

どこだろうね。
しかも、一本目完成させてから前回とシナリオ展開が似ていることに気がつきヘコむ。
当分は同級生とか出したくねえな。
次回はもう少し時間かけてちゃんと作ろう。
そう、二日くらい。

「・・・」

やはりフォートレス作成に4,5時間はかけたいからなあ。
・・・五時間?
リサーチ少なかったり、予めシナリオの筋とか決まってたら一日で作れるってことだな。

「駄目すぎる結論出すな」

今現在作りたいシナリオは、ある。
キャンペーンらしくキャラクターの掘り下げはしたい。
その為のネタもある程度はあるし、フォートレスのビジュアルイメージも出来ている。
・・・やれば今夜中に作れるか。

「やるの?」

さあ?
そういやさ、僕は、自分のダイス目がいい方だと思っているのだけれど。
ボス戦の出目が悪くてさ。

僕「うお、ファンブル
やにおさん「アーヤ、その出目は良いGMの条件だよ」
僕「(昏い声で)良いGMになどなりたくない」

生死判定一回もさせてないな、物足りない。

「持ちつけ」

しかも、PLに上手いことやられて予定の倍近い報酬を与える羽目に。
昔のゲームかっ!?

「昔風のキャンペーンだろうに」

しかも連中、罠感知が綿密になってきている。
まあ、まだ若干の隙はある。
そこを突けばいかに奴らとて・・・はーっはっはっはっ!

「殺してどうするよ」

うむ、PC殺すのは好きじゃない。
PCを死にそうな目に遭わせるのが好きなだけで。
トレジャーを出しすぎたことも前向きに考えよう。

「というと?」

死なないように頑張ってくれるだろ。
PCが必死になってくれた方がやりがいがあるし。
んー、とりあえず書き出さないと進みそうにないな。
トレジャーとか色々考えよう。
 
 ■2002/12/03 (火) 『それが、貴様の遺言だ』

月曜日は茄子祭りでした。
雅寿丸さん、小山さん、ごちそうさまでした。
肉ウマ肉ウマ、ケーキウマ。


漫画話。
とりあえず、これだけは言いたい。
『テスタロト』これで終わりかよ!

「打ち切りだねえ」

まあ僕も一巻買って、売ったんだが。
絵とか漫画的に結構巧くなってきてたのになあ。
立ち読みしながら、三巻辺りから買いなおそうか、とか考えていたら後書き読んでびっくりだ。
作者の『五巻くらいまでは我慢して読んで貰おう』という初期構想もどうかと思うけれど、プラネットラダーとか好きな時点で何も言えない。

「三巻読むまで『なるしまゆり少年魔法士がダントツだ』とか言ってたね」

少年魔法士も五巻までいかないとイマイチだしな。
 
 
さて、シナリオ作らなきゃなあ。

「まだ作ってなかったのか」

現在時刻11時過ぎ。
未決定事項多数。
・・・寝れるといいな。

「手さえ抜かなきゃ何やってもいいと思うけどね」

ゼロ・アワーとかやりたいな。
只のダンジョンバスターは、何か安易な気がして。
・・・
・・・
・・・
今、GF誌のNW記事を初めてちゃんと読んで、予想外に真面目な話に驚いているところだ。
vol.5な。

「買ってんだから読めばいいのに」

いや、なんか、こう、見くびっていたというか。
一昨日にぱらぱらと読んたときは、vol.6の

『筆者はフルプレートに身を包んで<<ヒートハンド>>で敵を殴る陰陽師を見たことがある』

という部分を読んで笑っただけで。
ああ、僕も見たような気がする、と。
世の中には似たPCが三人くらいいるもんだね。

「そうだね。でも多分これは同じPCだけどね」

んー、とりあえず十二時まではネタ出し。
そこから三時まででリサーチを作り、二時間でダンジョンを作成。
この予定ならば寝られる!
無理だ!

「・・・ぎりぎりにならないとシナリオ作らない、というのはどうかと思うよ?」

いつかどこかで破綻するかな?
まあ、今の所は、自分の責任感を信じよう。

■2002/12/01 (日) 『その答……ほとんど切ないまでに、それは間違いだ』

あー・・・シナリオ作らないとな。

「・・・何で日記サボってるときにシナリオ作らず、シナリオ書かなきゃならないときに日記を書く?」

まあ、あれだ。
第二話は単純なダンジョンバスターの予定・・・だったし。

「過去形か」

ちょっと、しみじみとした感じの話をやりたくなっている。
女の子の無くした櫛を探す話なんだが。
むー、さすがに時間が足りなさそうだなあ。

「最後の一晩だけでシナリオ作るシステムをどうにかしないと一生完成しないと思う」

それもそうなんだが、大筋でのイメージを作らないことには何とも。
・・・次はダンジョンバスターでいいか。
んー、でもなー。
なーんか、安易な道に走ってる気がして。

「そういうの嫌いじゃないでしょ?」

不必要に面倒なのが嫌いなだけだよ。
いや、勿論ラクなのも好きだが。