面白いサイト見かけたので紹介 - 生生生生暗生始　死死死死冥死終

人口１０名と少しの小さな村がある
ある日、村人の中から人狼に襲われた犠牲者が現れた
人狼は村人の中にいる
人狼は、夜毎村人を一人ずつ食い殺す
村人は、疑わしい人間を一人ずつ処刑する
人狼を皆殺しにできたら人間の勝ち
できなかったら人狼の勝ち、というゲーム

「また、えらくブラックな……」

ま、ね
毎日、全員が掲示板で議論を行うわけさ
『今日は誰を吊るすべきか』と

「ヒントは？」

村人の中に数名いる能力者
占い師は、毎日一人の村人を占い、人間か人狼かを知ることができる
霊能者は、死んだ人間が人狼だったかどうかを知ることができる
狩人は、毎日誰かをガードすることができ、人狼から殺されないようにすることができる
そして狂人は、人間でありながら人狼と勝利条件が同じである

「占い師を狩人で守ってたら絶対勝てない？」

このゲーム、面白いところは能力や立ち位置が全て自己申告でしかない、というところにある
例えば、狩人は自分自身を守ることはできないから、正体を明かさないことが定石となる
で、この自己申告が最も活きる立ち位置が狂人なわけさ
例えば、二日目に占い師が言ったとしよう

『実は、俺は占い師だったんだ
昨日はパン屋を占ってみたが、人間だったから、彼が吊るされるまでは黙っていようと思っていた
だけど今日、神父を占ってみたが、なんと彼は人狼だったんだ！』

普通ならば、この日の処刑で人狼は一人減る
だが、このときに狂人がこう言うと、状況は全く変わるわけさ

『困ったな、本当の占い師は僕だよ
神父は昨日占ってみたけれど人間だった
黙っていた理由はきみと一緒だ』

占い師を自称する二人のうち、片方は狂人か人狼ということになる
そして、この状況ではそれを確かめる術はない

「吊るしてから霊能者で確認すれば？」

それも定石
しかし、次の日まで霊能者が生きているとは限らない
或いは、人狼はもう一人の仲間を捜し当てられる前に本当の占い師を殺したいと思う筈だ
そして、狩人が正しい占い師を見分ける方法は、これまで発言の内容から推理するしかない

というやりとりを掲示板上で楽しんでいるサイト
戦歴とかがあるのでしばらく読みふけっていた

「参加したことある？」

いや
確かに興味はあるが、どうしたものかな
試しに参加してみるのも悪くはないが……さて？