『プリズンホテル 1』読了

面白かった


浅田次郎
変わったもの読んでるね」


薦められたので読んでみた
主人公は極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介
彼は、ヤクザの大親分である叔父のリゾートホテルへと招待される
行ってみると、そのホテルは何と、任侠団体専用ホテルだった


偏屈な小説家
定年を迎えた老夫婦
一家心中を図っている家族連れ
謎の旅人
正義感に溢れる支配人
流れてきた天才シェフ
出稼ぎにきているフィリピン人たち
どこか憎めないヤクザ
彼らが幽霊騒動やら何やらで大騒ぎする話
じんわりとしていて面白い本だったね
あと、芝居にしやすそうだと思った


で、キャストを考えた


「はあ、そうですか」


“旅烏”というハンドルのレッガー
風流と纏を着込み、斬魔刀を携えた侠客
台詞回しに凝ってみると面白いかな、と
編み笠まで欲しいところだがなあ


「旅人?」


そう
あまりに格好良かった
初台詞
『およしなせえよ、にいさんがた』
この時点で、もう作りたくなっていた
『にいさん、タマヨケが親分をそばを離れちゃいけませんよ』
『礼には及びません、行きがかりのこって』
さあ、どうだ


「どうだっつわれてもな
レッガー◎● カタナ」


渡世の仁義は切っても切れねえ
先代にゃあ随分とお世話になりました
誠心誠意、尽くさせていただきやしょう
とか言いたいだろ


「いいから
スタイル考えろ」


<風の噂>でリサーチとかすると無茶苦茶格好良い演出にはなりそうだけどな
妥当なところでは、カブト、カタナ、…………凄いな、この選択肢の少なさ
一応チャクラまで選択肢に入れても三択か


「いっそ完全義体とか」


何かでいたな、そんなの
…………A/Bエクストリームにいたな
おんぼろの外装した完全義体のカウボーイで、実は最新鋭機体の完全義体
名前は失念したが
まあ、普通に考えればウェットだよなあ
で、まあ、強さ別にして趣味に走っても良いとは思う
レッガー枠は現在でも速水いるから、事足りてるっちゃあ事足りてるんだけれどね
杯がどうこうって枠にはこっちの方が入りやすいだろう、多分