そして横道へ

英雄伝説 空の軌跡SC
まだ中盤だけど面白い
話の主軸が格好良いんだよね


「続き物でしょ?」


うん
前作のネタバレなのでやる予定の人は注意
絶対に見ない方が良い……別に畳む気もないんだが


主人公は、伝説的な遊撃士(ライセンス制の何でも屋)カシウスを父に持つ少女エステル
前作のOPはエステルが小さかった頃、カシウスが傷だらけの少年ヨシュアを連れて来る過去シーンから始まり、
二人が遊撃士の年齢制限を満たして家を出るところから冒険が始まる
で、何だかんだあって二人は聖誕祭に計画されていた情報部のクーデターを阻止するところまでが前回までの粗筋


「まあ、極王道だよね」


凄いのはその後の展開だ
二人は無事開催された聖誕祭を周り、エステルは冒険の中で気付いた自分の想いをヨシュアに伝える事を決意する
そして、エステルとはぐれたヨシュアは夕暮れの中、自分の過去を知っている男と出会う
かつてヨシュアが所属していた組織<<身喰らう蛇>>の執行者を名乗る男は、事件を裏で操っていたのが彼らであり、ヨシュアはカシウスの動きを封じる為の枷として利用されていたことを告げて去ってゆく
その夜、想いを告げるエステルに背を向け、ヨシュアは姿を消すのだった


ラスボス戦の後のこの流れが凄過ぎる
そしてしんみりとした曲に合わせて、二人の冒険のアルバムが一枚ずつ風に捲られてゆくエンディング


「で、SCに続く、と」


前作ラストの翌朝から始まるんだけどね
序盤のエステルの打ちのめされ具合が実に良い
今作でも舞台は一緒だから、村やダンジョンとかで流用多いんだけどさ
それが手抜きとかでなく、ダイレクトにPLの懐かしさに繋がる演出が良い
あー、この城に潜入したときも庭園への道分かりにくくて苦労したよな、とか
前作で頼まれ事した人がそのことを覚えていたり、とか
何より、エステルがヨシュアとの思い出を回想するようなイベントが、PLにとっても懐かしいという感覚
相変わらず作りは丁寧だし面白い
良い仕事してるなあ